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【KDDI】株価軟調? 業績現状を確認(2024年度4Q決算)

銘柄分析
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こんにちは、あらおです。

今回は下記のKDDIの2024年度4Qの決算説明会資料を分析します。

2025年3月期決算 プレゼンテーション資料

5月13日の上記決算発表後、株価は下落して軟調気味となっています。

しかし業績の数値上は増収増益となっており、悪い点は見当たりません。

株価下落は高まり過ぎた期待の剥落によるものと解釈していますが、業績に見落としはないか、念のため確認してみました。

では、以下ざっくばらんに決算の感想です。

※本記事は可能な限り客観的なデータをもとに説明する事を心がけていますが、基本的には筆者の個人的感想です。最終的な投資判断はご自身でお願いします。

2024年度の営業利益の増加要因

2024年度(2025年3月期)の営業利益は、前年同期比で7.5%増加しました。主な増加要因は以下の通りです。

  • マルチブランド通信ARPU収入(モバイル収入)の増加
  • 金融・エネルギー事業の増益
  • ビジネスセグメントの増益
  • LXセグメント(ローソン持分法利益)の増益

一方で、「グループMVNO収入と楽天ローミング収入の減少」が減益要因として影響しましたが、上記の増益要因がそれを上回り、全体として営業利益の増加となりました。

モバイル収入の増加

KDDIのマルチブランド通信ARPU収入(モバイル収入)は、au、UQ mobile、povoといった複数のブランドにおける通信サービスから得られる1契約あたりの平均売上(ARPU)の合計額です。

この収入の増益要因は、主に以下の点が挙げられます。

  • 通信ARPUの成長: 特にauブランドで前年同期比+3.2%、UQ mobileブランドで前年同期比+4.2%と、各ブランドにおける通信ARPUが増加したことが寄与しています。

通信ARPUが増加した主な要因は、以下の通りです。

  • サービス改定と新料金プランによる付加価値の提供:
    • auにおいては、「auバリューリンクプラン」など、通信と付加価値サービスを組み合わせた新プランが提供されています。
    • UQ mobileにおいては、「トクトクプラン2」でデータ容量を倍増し、「サブスクぷらす」のような経済メリットのある付加価値サービスを導入しています。
    • これらの新たなサービスやプランが、顧客単価の向上に寄与しました。

金融・エネルギー事業の増益

KDDIの金融エネルギー事業における増益要因は以下の通りです。

  • 金融事業: 決済取扱高の増加に牽引され、決済・金融収益が拡大したこと。
  • エネルギー事業: 電力販売量の増加により、収益が拡大したこと。

決済取扱高の増加要因: 決済取扱高は、主に「au PAYカード取扱高の拡大」と「au PAYコード決済の利用シーン拡大」によって増加しました。

電力販売量の増加要因: 電力販売量は、主に「法人・自治体向けの高圧・特別高圧の電力販売を強化」したことによって増加しました。

ビジネスセグメントの増益

ビジネスセグメントが増益した主な要因は以下の通りです。

  • 顧客基盤の拡大: 「KDDI Business ID」を通じて顧客基盤が拡大しました。
  • DXソリューションの提供拡大: デジタルトランスフォーメーション(DX)ソリューションの提供が広がりました。
  • 国内外のIoT回線数増加: 国内外でのIoT回線数が増加しました。
  • 法人ソリューション収入の拡大: 法人向けのソリューション収入が全体的に拡大しました。

これらの要因により、携帯電話収入の減少影響をカバーして、増益を達成しました。

LXセグメント(ローソン持分法利益)の増益

ローソン持分法利益が増加した主な要因は、以下の3点です。

  • 既存店販売の好調: 既存店舗の売上が堅調に推移したことによるものです。
  • コスト効率化: 経営におけるコスト削減が進んだことによるものです。
  • 販促費・人件費の抑制: 販売促進費や人件費を効果的に抑制したことによるものです。

投資判断

以上、KDDIの2024年度の業績についてでした。

各セグメントとも増益を達成しており、現状は死角なしといったところ。

特に、金融やローソン等も絡めてシナジー効果を出していて、通信会社のお手本的な経営となっています。

同業他社でいうと、NTTは今のところこれほど上手くはいっていない個人的印象です。

念のための分析でしたが、やはり数字に表れている通り、業績好調と感じました。

今後の成長戦略も描けており、累進配当の継続に大きく期待できるのではないでしょうか。

増配率自体は金融株、商社株などと比較するとそれほどですが、安定感はピカイチですよね。

通信セクターはディフェンシブかつ独自の値動きをする傾向も感じるので、その観点からもポートフォリオの一角に加えたいです。

他の高配当株は上がってるけど通信は下げてる、という局面もあるので、買える株が少ない時はありがたいです。

いずれにせよ、軟調時には迷わず仕込みたい銘柄と考えています。

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