
FIREに向けた節約・投資を続けるのがキツいなあ…。
続けられるコツはないかな?
FIREを目指そうと思ったものの、うまく節約・投資等を続けられず悩んでませんか?
実際、FIREできれば良いなと考える人は多いですが、計画が順調な人は少数派です。
しかし、FIRE達成には多くの時間を要します。そのためには、行動を継続する力が不可欠です。
そこで、この記事では以下の3点を解説します。
この記事を読むと、FIREに向けた継続力を得るための具体的なコツを知ることができます。
FIREを目指す方は、ぜひ参考にしてください!
FIRE達成には継続力が重要

なぜ、FIRE達成には継続力が重要なのでしょうか?
それは一言でいえば、資産を増やす最大の因子が継続力だからです。
FIRE達成には、数千万円の資産が必要です。
一方で、一般的なサラリーマンの年収には限界があります。税金も高いです。
年収500万円で手取り390万円、年収700万円でも手取り530万円に過ぎません。
ここから生活費を差引くと、1年の積立額は200~300万円というところでしょう。
FIRE必要額からはほど遠いです。
これを1年だけさらに頑張っても、200~300万円から上積めるのはせいぜい数十万円くらいのものでしょう。
しかし、これを10年続けるとどうでしょうか?
少なくとも2000~3000万円、複利効果も加わるので、実際はそれ以上でしょう。
このように、FIRE達成に重要なのは、短期的な瞬発力というより、長期的な継続力といえます。
FIREへの取り組みが続かない理由

FIRE計画が上手くいかない人は多く、継続力に問題を抱える場合が多いです。
FIREへの取り組みが続かない理由として、以下が挙げられます。
理由①:誘惑に勝てない
現在社会は、インターネットやSNS、テレビを通じて、常に新しい商品・サービスが宣伝されています。
これらを目にする度、消費の欲求が掻き立てられる事があるかもしれません。
こんな中、節約を続けると、今の生活を犠牲にしている感覚を感じやすいです。
ただし、買いたいと思った物の中には、煽られてそう思っただけの物はないでしょうか?
対策としては、自分の価値観を明確にし、絶対に必要な物には使う、それ以外は無視する、とメリハリをつける事が重要です。
理由②:周囲の影響、孤立感
人は、思っている以上に周囲の影響を受けやすいもの。
周囲の人たちが消費に積極的、投資に否定的だと、奇異の目で見られ、孤立感を感じやすい事もあるでしょう。
これらが精神的な負荷となれば、FIREに向かい続けるのが難しくなります。
対策としては、自分のスタンスを曲げない意志の強さはもちろん、何か言ってくる方々と距離をとる、FIREコミュニティに参加する等が挙げられます。
理由③:結果がすぐ見えない
それは先ほど述べた通り、FIREは単年では大きな成果が得られません。
始めは元手も少なく、複利効果も小さいです。
しかし、人間は成長を感じないとモチベーションを維持できない生き物。
対策としては、家計や資産の記録をつけ、日々達成度を評価する仕組みを作ること等が考えられます。
理由④:目標が遠すぎる
FIREはとにかく、目標が壮大です。何十年も先の目標なんてそうありません。
すると、やはり途中で中だるみ、自分は何をやってるんだろう?という感覚に陥りがち。
対策としては、目標を細分化し、目の前の現実的な目標に落とし込んでいく事が重要です。
ちなみに、目標を早める事もできます。
理由⑤:リスクへの不安、ストレス
投資のリスクによるストレスが大きければ、投資を安定して続ける事は難しいです。
これは、特に資産の下落局面で表面化します。
もし暴落で狼狽売りしてしまえば、精神面だけでなく資産形成自体にも致命的です。
対策としては、やはり自分のリスク許容度を知り、その範囲内で投資する事が重要です。
理由⑥:節制疲れ
FIREに必要なのは、金銭面の節制だけに留まりません。
時間、健康、精神、あらゆる面で己を律し、長期にわたってコントロールする事が求められます。
これらを続けるのは、決して簡単な事ではありません。
対策としては、やはり無理し過ぎない事、適度な息抜きが重要になります。
理由⑦:日々のストレスによる消耗
FIREを目指す理由として、過重労働から解放されたいという人は多いと思います。
すると、そもそも普段の生活だけで忙し過ぎるという方も多いです。
忙しさによるストレスは、消費につながりやすい等、FIREの妨げになります。
対策としては、実情に合わせた無理のない計画を立てること等が挙げられます。
FIREへの取り組みを続けるコツ

FIREへの取り組みを継続するには、具体的にどうすればいいでしょうか?
例えば、以下のコツが挙げられます。
コツ①:具体的な目標を設定する
まず大前提として、具体的な目標を設定する事が重要です。
短期・中期・長期まで目標を細分化し、目の前の目標を作る事によってモチベーションを高めます。
設定する目標には、以下の観点が重要です。
- 測定可能:後で達成度を測るため、数値目標が理想的です。
- 達成可能:実情に合わせた、無理のない目標にします。
- FIREへの貢献:達成することで、FIRE計画が前進する目標にします。
- 期限:期限を設け、そこまで頑張れるように自分を促します。
以上をもとに、例えば、以下のような短期、中期目標が考えられます。
- 1か月以内に固定費を5%削減する。
- 6か月以内に収入を10%増やす。
- 1年以内に毎月の積立額を3万円増やす。
- 6か月以内に高配当株の新たなポートフォリオを構築する。
- 1年以内にサイドFIREに必要な資格を取得する。
コツ②:進捗を視覚化する
日々の小さな成長、FIREへの前進を実感するため、進捗の視覚化は重要です。
エクセル等を使ってグラフ化しましょう。資産等のデータ整理にも役立ちます。
例えば、以下のようなグラフが考えられます。
- 毎月の不労所得の棒グラフ(資産別)
- 毎月の資産額の棒グラフ(資産別)
- 毎月の積立額の棒グラフ
- 資産ポートフォリオの円グラフ
- 毎月の支出の円グラフ
FIREの達成度評価という意味では、不労所得の推移が特に重要ですね。
コツ③:柔軟な計画、見直し
FIRE計画は長期にわたります。最初に立てた計画通りに進む事はまずありません。
計画には柔軟性をもたせ、自身の価値観や環境の変化に合わせ、都度見直しを行いましょう。
これにより、FIRE計画を継続できる可能性を高めます。
計画を見直すべきタイミングとしては、例えば、以下があります。
- 必要資産額の変動
- FIREの動機の変化
- ライフイベント
コツ④:無理をしない
何事も、続けるためには無理は禁物です。
特にFIREは時間がかかるため、無理は絶対に続きません。
(筆者も、頑張り過ぎて病院送りになった経験があります。)
無理し過ぎないためには、以下のポイントがあります。
- 無理な目標を立てない:まず現実的な範囲の目標にしましょう。
- 失敗を許容する:完璧主義はNG。そもそも投資で100%勝つのは不可能です。
- リフレッシュする:運動、睡眠、趣味の時間も最低限とりましょう。
- 休む:体調が良くない時もあります。FIREを忘れる時も必要です。
- 相談する:困ったら、周囲やFIREコミュニティ(筆者でも)相談してください。
コツ⑤:コミュニティを構築する
FIREの認知度は高まったとはいえ、実際やろうとする人は少数派です。
FIREに突っ走ると、場合によっては周囲から孤立しかねません。
そのため、心の支えとなるFIREコミュニティの構築は重要です。
コミュニティを構築する方法としては、以下が考えられます。
- 周囲でマネーの話が好きそうな人を探す:お金の話ができる人がいれば、貴重です。
- ネットやSNSを見る:FIREを目指す同志を見ると、安心できます。
- FIREコミュニティと交流する:当ブログも、ご質問、ご感想大歓迎です!
コツ⑥:習慣化する
最終的には、上記のようなコツを習慣化するのがベストです。
習慣化すれば、意識しなくてもFIRE継続のためのコツを実践できるからです。
習慣化のポイントは、以下があります。
- 最初は小さく始める:最初は小さな習慣作りで構いません。慣れてから増やしましょう。
- 行動のきっかけを作る:やり始めさえすれば、後は勝手に集中するのが人間です。
- 邪魔を取り除く:きっかけを阻害する邪魔を取り除きましょう。
- やらない事を決める:ムダな事を「やらない」習慣も大事です。
- 時間を決める:この時間はこれをやる、と決めれば体が勝手に反応し始めます。
コツ⑦:学び続け、成長し続ける
成長こそ人間の原動力です。
今日より明日もっと上手くなりたいから、続けたいと思うものではないでしょうか?
FIREや投資の場合、成長とはすなわち学ぶことです。
より自由になるため、より豊かになるため、学ぶべき事はいくらでもあります。例えば、
- 資産運用の知識
- リスク管理法
- 節約と支出管理
- 税金と法制度
- 収入の多様化
- ライフスタイルの最適化
- マインドセットの強化
当ブログは、学ぶ部分で読者の方の一助となれるような情報をお伝えしています。
まとめ
以上、FIREへの取り組みを続けるコツについてでした。
FIRE達成には、短期間頑張る事より、とにかく続ける事がカギとなります。
FIREを目指す方は、ぜひ今回紹介したコツを試してみてください。
ご参考になりましたら幸いです。
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10年でFIREする方法はこちら。
10年でFIREする計画について。
筆者がFIまで継続したこと。
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