高配当株投資って、皆がやってるインデックス投資と違って不安だな。
個別株だし、毎日の値動きにドキドキしそう…。
いわゆるオルカンやS&P500など、人気のETF投資は皆がやっている安心感がありますよね。
一方、高配当株投資には、これといった鉄板ネタもなく、自分の選択に不安も募りやすいと思います。
そして、不安は投資判断を狂わせる要因にもなり得ます。
そこでこの記事では、以下の2点を解説します。
この記事を読むと、高配当株投資の成功に必要な、メンタル管理のポイントを知る事ができます。
高配当株投資を検討中の方も、既に始めている方も、ぜひ参考にしてください!
【高配当株投資】メンタル管理、明確な投資方針が重要な理由
高配当株投資を成功に導くには、メンタル管理と明確な投資方針が重要です。
理由としては、以下の通りです。
理由①:市場の変動に動揺せず、冷静な判断を保つため
株式市場は日々のニュースや経済状況によって変動しやすく、株価が急激に上下することがあります。
メンタル管理ができていないと、こうした変動に一喜一憂し、売却等の不必要な行動をとりがちです。
高配当株投資では、安定した配当収入を得ることが目的です。
そのため、株価の変動に振り回されず、長期的な視点で保有し続けることが大切です。
理由②:配当重視の投資方針を維持するため
高配当株投資の主目的は、株価の値上がり益ではなく、配当収入を継続的に得ること。
明確な投資方針がないと、株価の下落で不安になり、安定した配当収入を得るという目的を見失いやすくなります。
配当が維持されている限り、方針を守って投資を継続することで、長期的なインカムゲインを積み上げられます。
理由③:投資目的と期待リターンを明確にするため
高配当株投資を通じて、どの程度の配当収入を目指すか、投資期間はどれくらいかといったゴールを持つことで、投資判断の基準が定まります。
メンタル管理と明確な方針があれば、短期的な損得ではなく目標を意識しながら冷静に判断を下せます。
結果的に、安定した配当収入を得られる可能性が高まります。
理由④:長期的な配当成長と複利効果を得るため
配当を再投資し、時間をかけて複利効果を享受するには、長期的に保有するメンタルの安定が不可欠です。
市場の変動に惑わされず、じっくり資産形成を継続できれば、将来的な配当収入の成長につながります。
メンタル管理がしっかりしていれば、途中で挫折せず長期の複利効果を最大化できます。
理由⑤:経済危機や不況への耐性を高めるため
高配当株投資は、不況時にも安定収入を得ることが期待できる一方、経済危機の際はやはり株価が暴落するリスクもあります。
メンタル管理ができていると、株価の一時的な下落に焦らず、持ち続けることで配当収入を維持する判断がしやすくなります。
明確な投資方針があれば、長期保有の意義を再確認でき、パニック売りを避けることができます。
【高配当株投資】メンタル管理のポイント
では、具体的に高配当株投資でメンタルを管理するポイントは何でしょうか?
以下のポイントが考えられます。
①:株価より配当金を重視する姿勢
高配当株投資の主な目的は、株価の値上がり益よりも配当収入を得ることです。
市場の変動による株価の上下に左右されず、配当が継続される限り収入が得られる点に注目しましょう。
- 株価の下落=損失ではない:株価が下がっても、配当が支払われ続ければインカムゲインは維持されます。株価の短期的な変動ではなく、企業の収益力や財務基盤を信頼して持ち続けることが大切です。
②:「配当再投資」の効果を意識
配当金を再投資することで複利効果を得る「配当再投資」は、高配当株投資で資産を雪だるま式に増やす手法です。
株価が低い時期に配当金で株を買い増せば、将来的な配当額も増加します。
- 長期の複利成長を意識:配当再投資は一見地味ですが、長期的に続けることで複利効果が得られ、収入が加速的に増加します。時間をかけてゆっくりと資産を増やすことに焦らず取り組む姿勢が大切です。
③:企業の「配当方針」と「財務基盤」を確認
安定した配当を支払う企業は、通常、まず利益の一部を配当に回し、残りを成長投資や経営基盤の強化にあてます。
こうした企業は、景気変動があっても配当を維持・増配することが多いです。
- 配当貴族や配当王を参考に:長期にわたり増配を続ける企業(配当貴族や配当王)を選ぶと、収入が安定しやすくなります。配当履歴がしっかりしている企業に投資することで、精神的な安心感が得られます。
④:市場の変動に左右されないためのルールの設定
短期的な株価の変動に動揺しないよう、事前に購入基準等を設定しておくと効果的です。
例えば、以下のような基準を決めておくと、冷静な判断がしやすくなります。
- 追加購入のルール:株価が下がって配当利回りがさらに魅力的になった場合、追加で購入する基準を設ける。株価が〇%下がったら、現金の〇%を投入する等。
⑤:長期的な視点を持ち、日々の株価をチェックしすぎない
長期投資を行う際には、毎日株価をチェックすることがストレスとなり、不要な売買につながる可能性があります。
例えば、以下のような考え方を持つことで、精神的な負担を軽減できます。
- 「配当金の安定性」に注目:株価ではなく、配当金の推移に着目します。通常、株価の推移より配当金の推移の方が安定しています。
- 長期的なゴールを明確に:例えば、「10年後に年間○万円の配当収入を得る」といったゴールを設定し、それに向けての進捗に集中すると、短期の株価変動に対する耐性がつきやすいです。
⑥:情報源を限定する
投資情報は膨大で、すべてを追いかけると不安感が増します。
信頼できる情報源を絞り(決算書等)、日々のニュースを追いすぎないことで、不安感を減らすことができます。
- ニュースに振り回されない:短期的なニュースや市場のノイズに影響されないよう、「配当が維持される限り問題なし」と割り切って情報に接しましょう。
- 決算書を読み解く:結局、企業の経営状態は決算書に表れます。決算書を基準に判断するのが合理的です。
⑦:長期投資の成功率を信じる
歴史的に、長期的に市場に居続けた投資家の方が成功しやすい傾向があることが示されています。
長期投資では、必ず時間が味方してくれます。
日々の変動より、数年単位での成長を意識することで、気持ちを落ち着けられます。
まとめ
以上、高配当株投資の成功に必要な、メンタル管理のポイントについてでした。
株式投資のリターンには、方法論だけでなく、メンタル面も大きく影響してきます。
一朝一夕に身につくものではないと思いますが、少しずつでも経験値を高める事が重要です。
そうすれば、株価の変動にも少しずつ適切に対処できるようになると考えます。
また、方法論の部分については、以下の記事を参考にしてください!
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メンタルシリーズ。
下落が嬉しいくらいが丁度いいかもしれません。
高配当株の方が値動きはマイルドです。
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