当面の運用方法が固まり、支出の見直しも済んだら、そこまでやる事も無くなるのがFIREへの道。
長期投資はひたすら積み立て続けるだけで、臨機応変な対応も原則不要です。
しかし、数年経てば、計画の見直しが必要な場面も出てきます。
そこで本記事では、随時見直しが必要なケースと対応について考えます。
FIRE計画の初期段階でやる事についてはこちら。
①必要資産額の変動
おそらく最も多いのが、FIREに必要な資産額が変動し、目標額を変更する必要があるケースです。
例えば、必要額が増加するケースとして以下が考えられます。
・インフレでFIRE後の生活費が増大
・健康や家族の問題でFIRE後の生活費が増大
・FIRE後にやりたい事が新たに見つかり、けっこうお金がかかる
必要額が減少するケースとしては、以下が考えられます。
・価値観が変容し、生活費が下がった
・FIRE後を見据えた副業が上手くいった
・FIRE後の良いパートタイムの働き口の目途が立った(サイドFIRE)
こういったケースでは、FIRE実行の時期や運用方法等について見直しが必要と考えます。
また、必要額は変わらなくても、遺産が入った、大きな出費があった等で見直しが必要な場合もあります。
②FIREの動機の変化
人間、年月が経てば価値観も環境も変わるもの。
もともとのFIREの動機も変化していく場合があります。
例えば、仕事以外の別の事に打ち込みたくてFIREを目指していた場合。
数年経ち、年齢的リミットを感じてさらに想いが増せば、よりFIREへの歩みを加速させてもよいでしょう。
例えば、職場から抜け出したくてFIREを目指していた場合。
異動、転職等で以外に快適に過ごせているなら、逆にFIREへの歩みを緩めてもよいでしょう。
FIREを目指す場合、大なり小なり現在の生活を犠牲にする側面があります。
その時の気持ち(動機)の強さに応じて、随時FIRE計画の見直しをする観点も必要と考えます。
③ライフイベント
代表的なのは、結婚・子育てでしょうか。
結婚すれば、多かれ少なかれ互いの人生観のすり合わせは必要かと思います。
相手はFIREに寛容なのか、反対なのか、どの程度干渉しようとするのか。
相手自身の仕事観、マネー観、人生観はどうなのか。
これらを総合して、FIRE実行時期や運用方法等に影響が出る場合があるので、結婚のタイミングではFIRE計画の見直しが必要かと思います。
また、子どもができる場合、金銭的負担と時間的制約が増します。
多くの場合、FIREへの歩みを緩める事になるかと思いますので、計画の刷新が必要です。
FIRE計画の見直し方
上記のような各ケースで、どのようにFIRE計画を見直せばよいでしょうか。
各ケースに対しては、大きく分けて2つのアクションが考えられます。
①FIRE達成時期を早める
②FIRE達成時期を遅くする(緩める)
①に関しては、よりリスクをとった運用に変更する、さらなる収入増や支出減の方法を探る、といった対応になるかと思います。
②に関しては、より余裕が出ますので、リスクを減らして運用する、今を楽しむ事にもっとお金を使う、といった対応が考えられます。
このように適宜計画を見直すことで、人生の満足度の最大化を図れます。
まとめ
以上、FIRE計画を途中で見直すべきケースと対応についてでした。
FIREへの計画は最初に立てたらそれで終わり、ではありません。
自分自身の価値観も、周囲の環境も、社会全体も、日々刻々と変わります。
随時計画を見直し、最大限幸せな人生につなげていきたいですね。
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