先日、前職の先輩と飲みに行きました。
前職は、当ブログで度々登場するいわゆるJTC(伝統的日本企業の〇称)です。
前職は、控えめに言ってブラックでしたが、先輩は数少ない尊敬できる方でした。
聞けば、円安の影響で夏ボーナスが500万!(先輩は40代後半&高めの役職)
腐っても大企業…年収軽く1500万超えですか…(辞めたことを一瞬後悔)。
しかし先輩は、とにかく辞めたいの一点張り。
年収1500万超もらっても辞めたい恐るべき魔境、JTC。
その実態をお伝えします。
年収1500万でも辞めたい理由①:長時間労働
先輩の日常、6時出勤、22時退勤。平均16時間労働。
それだけじゃありません。メーカーなので、職場は田舎、の中でもさらに僻地、というか山。
市街地と行き来するだけで軽く1時間かかります。
ということは、通勤含め、日々の拘束時間は18時間。
一日は24時間ですよ?いつ寝てます?
結果、平日は同居してるはずの家族に会えないそうです。
休日は子どもの面倒を見るそうですが、平日も休日もフル稼働で疲弊しているとのこと。
年収1500万を超えた今、一番欲しくてたまらないものは、「自分の時間」だそうです。
年収1500万でも辞めたい理由②:上下関係(パワハラ)
先輩は、JTC特有の厳格な上下関係にも嫌気が差している様子。
役員と2人で海外出張という、聞いただけでもきついイベントでのこと。
現地について早々、役員は
「偉い人と出張にきて手荷物預けるとは何事だ!俺を待たせるな!先に電車乗る!」
と言って10分後の電車のチケットを勝手に購入したとのこと。
少し待てばいいのに…というか自然と自分を「偉い人」と言えるあたりが何かもう(笑)。
先輩は、空港スタッフにかけ合って何とか間に合わせたそうです。
そして15時チェックインのホテルに13時に着くと、役員は
「何時とか関係ない!チェックインしろ!俺は自分の部屋で仕事したいんだ!」
とごねて、先輩にホテルスタッフと交渉させたとのこと。
大人しくロビーでやればいいのに…先輩にもホテルにも迷惑かけてみっともない。
結局、ごり押して部屋をかえ、チェックインしたとのことです。
何と言うんでしょうか、この役員は、自分は偉いから何をやってもいい、自分の時間は周りの何よりも優先されるべきという意識が根底にあるように思えます。
大企業の役員ともあろうお方がこの人間性…出世なんて夢も何もないです。
解決は…難しい
こんな話をするうち、先輩のほうが年収半分以下の筆者を羨ましがる謎の展開に。
筆者もFIREや転職を実践してきた手前、何とかアドバイスしたかったんですが、手が無いんです…これが。
40代後半で、総合職的な役回りだと、年収1500万に見合うような転職は中々難しい可能性が高いです。
そして家のローンに子どもの教育費。
本当は属性を活かした不動産投資を提案したいんですが、既にローンが大きくて難しい。
年収が高いとはいえ支出も大きく、株式投資でのFIREも時間がかかりそう。
正直、短期での解決策は、筆者では見出せませんでした。
今回の例だと、子育てしつつも既にある程度資産があったら、大きなローンを組まなかったら、何か言えたかもしれません。
とはいえ、先輩はビズリーチに登録したようです。
収入は妥協してもいいらしいので、道は開けるかもしれません。全力で応援したいです。
まとめ
以上、年収1500万超えでも会社を辞めたい話でした。
正直、話を聞いて、自分は何千万貰ってもJTC(前職)には戻りたくないと思ってしまいました。
年収1500万もらって、とにかく辞めたいなんて異常な環境としか言いようがありません。JTCは魔境です。
最後に、先輩が一番欲しいものを「自分の時間」と答えたのが心に残りました。
たくさんお金を稼いだ先に欲するのが、他愛もない、「自分の時間」。
極めて示唆に富んでいます。
「お金」は求めるとキリがありません。「自分の時間」を大切に、生きていきたいと思います。
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