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転職者への残った人の言動に違和感【JTC】

思った事・感想
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この前カフェに行ったとき、近くの2人組の言動が気になってしまいました。

おそらく、同僚が転職してしまい、それに対する非難が会話の内容。

「あいつは社会が分かってない!」

うーん…、なんか違和感。

JTC(伝統的日本企業の〇称)の前職ではよく耳にした会話ですが、そこから解放された今、正直違和感でモヤモヤしてしまいました。

どちらが「社会を分かってない」?

先ほどの例では、転職者と残った人、どちらが「社会を分かってな」かったでしょうか?

以下の2つが考えられます。

①転職者は確かに非常識で、社会を分かってなかった

②転職者の判断は妥当で、残った人のほうが社会を分かってなかった

もちろん①のケースも考えられます。

なので、一概に転職者を非難するのが間違いという訳ではないかもしれません。

しかし、上記の例では、発言者の断定的な口調、醸し出す空気から察するに、②のケースだったのではないかというのが個人的感想です。

終身雇用は確実に崩壊に向かっている

東京新聞によると、東京都内では有効求人数が増えている一方、有効求職者数が低迷し、人手不足が深刻化しています。

そして、日本経済新聞によると、2024年は人手不足倒産が過去最多ペースです。

これらのデータを見ると、人手不足が深刻化し、企業よりも労働者に有利な条件が整いつつあるように見えます。

つまり、企業が労働者を選ぶのではなく、労働者が企業を選ぶ環境に移行しつつあります。

すると、転職により労働条件をアップする合理性が高まっているといえます。

今後、1つの会社で終身雇用されるより、転職でステップアップした方が生涯賃金が高まる可能性があるということです。

「転職=非常識」との認識は、時代遅れの遺物になりつつあるのかもしれません。

従業員どうしの足のひっぱり合いは無益

先ほどの会話は、単に転職者を非難するだけでなく、残った2人どうしで互いの転職を牽制し合うという意味合いもあったと思います。

しかし、このように従業員どうしで足をひっぱり合っても互いに無益です。

もし転職した方が有利な状況で、互いに牽制し合えば、コストゼロで退職を防げる経営陣が得するだけです。

この従業員どうしの相互監視は、日本企業でよく見られる統治システムではないでしょうか?

お金をかけずに従業員を統率でき、(経営陣側から見れば)優れたシステムです。

でも、こんなものに従業員側が付き合うメリットは本来無いはずです。

目の前の事象に囚われ、あいつは気に入らないとか言ってないで、その奥にある経営陣の狙いまで見通したいものです。

企業文化に染まり、感情のままに動くと、自らの利益を失う可能性があります。

まとめ

以上、JTC(伝統的日本企業)的な会話を聞いてモヤモヤした話でした。

筆者も前職で経験しましたが、日系企業はとかく企業文化なるもので従業員を洗脳しにかかる傾向があります。

これはある意味、過去の日本企業の強さにつながっていた側面はあるかもしれません。

しかし、この30年、特に成果につながらなかったのは周知の事実ですし、その上で従業員の幸せを奪う弊害の方が大きくなったようにも感じます。

企業と求職者の力関係は、転換点を迎えつつあります。

価値観をアップデートし、むやみに自己の利益を失う行動は慎みたいものですね。

ご参考に、他のFIRE関連ブログです。

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