こんにちは、あらおです。
株式投資では、高配当株を毎週およそ一定額でコツコツ購入しています。
長期投資のため、低迷している株を拾いに行くのが基本スタンスです。
それでは、今週買いたいと思っている割安株です。
※各種データはMINKABUおよびInvesting.comもとにしています。
※本記事は投資判断に関わる情報をまとめたものであり、最終的な投資判断はご自身でお願いします。
ベライゾン・コミュニケーションズ(VZ)
ベライゾン・コミュニケーションズ(VZ)は、アメリカを代表する通信会社の1つで、主に携帯電話サービスと光ファイバー通信を提供しています。
典型的なバリュー株(割安株)ですが、近年は5GやIoT分野にも注力しています。
株価
ここ数週間、米国バリュー株の伸びが顕著だったので、あまり買いたい銘柄がありませんでした。
そんな中、ベライゾンは比較的株価が伸びていないので買いを検討しています。
<直近6か月の株価推移>

5年で切り取ると以下の通り。
長期で見ると、より低迷具合が顕著ですね。
<直近5年の株価推移>

各指標のレンジと現在値(割安さ)
次に、各指標のここ5年のレンジに対する現在値は以下の通りです(2020/1/1~2025/2/7)。
株価、PER、PBR、配当利回りいずれも、ここ5年でも相当割安な水準に近づいています。
指標 | レンジ | 現在値 |
株価(ドル) | 30.67~61.55 | 39.88 |
PER | 6.5~16.8 | 9.60 |
PBR | 1.4~3.9 | 1.69 |
配当利回り(%) | 4.12~8.36 | 6.80 |
※データは四半期ごとの集計。
業績
次に、業績に関する指標は以下の通りです。
売上はほぼ一定ですが、2023年から2024年にかけ利益が上向き、収益性が改善しています。
ただ、まだ数年前の水準までは回復していない点は、評価が分かれるところです。
営業CFの推移(2020→2024)は、41,768→39,539→37,141→37,475→36,912です。
<直近5年の業績>

単位:100万ドル(出所:MINKABU)
配当余力
最後に配当余力に関する指標は以下の通りです。
ベライゾン・コミュニケーションズは18年連続で連続増配を続けています。
その一方、ここ2年間は純利益が振るわなかったこともあり、配当性向が60%代まで上昇しています。
2023年の最悪期は脱したものの、今年利益成長が鈍化するシナリオなら配当性向が高まった状態は依然続きます。
その意味では、配当余力の評価は今年次第の部分があり、先行きはあまり見通せない状況かと思います。
配当金 (ドル/1株・四半期) | 配当性向 | |
2025年1月 | 0.68 | 61.8% |
2024年1月 | 0.67 | 62.0% |
2023年1月 | 0.65 | 54.6% |
2022年1月 | 0.64 | 48.9% |
2021年1月 | 0.63 | 52.1% |
まとめ
以上、ベライゾン・コミュニケーションズについてでした。
まとめると、以下の通りです。
- 株価は最高値の2/3程度の水準で低空飛行が続く
- PER、PBR、配当利回りの点でも、ここ5年で相当割安な水準
- 業績は一昨年よりは回復も、いまだ100%回復とはいかず
- 直近で配当性向が上昇、配当余力の先行き不透明
インフレの中、いまだ2021年の利益水準を回復できておらず、株価低迷の評価は十分納得できる状態です。
とはいえ、営業利益、営業CFはそこまで急激に悪化する兆候は見られず、本業の儲け自体に危機が迫っているとまでは言えないかと思います。
業績の先行きにポジティブな要素を見いだせないのも事実ですが、本業の稼ぎさえ無事なら配当利回り6.8%は投資妙味があります。
なので、米国バリュー株好調一色の中、やや消去法的に、今週はVZを買おうかという次第です。
同業のAT&Tも復活しつつありますし、耐え凌いでいれば、やがて良い事が…(と願います)。
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