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バランス型投信(債券)をお勧めできない理由

投資全般
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最近多い投資の質問の1つに、

「新NISAのつみたて投資枠で何を買ったらいい?」があります。

そんな中、質問頂いた方に、投資の入門書なるものを見せてもらいました。

おおむね内容は同意できるものの、つみたて投資枠の候補として「バランス型投信」安全型投信を強く推していた点はどうかな?と思いました(投信:投資信託)。

「バランス型投信」「安全型投信」とは、一般に、株式だけでなく債券(国債等)への投資を含むものです。

しかし、債券は株式よりリターンで劣るため、「バランス型投信」「安全型投信」はあまりオススメできるシチュエーションが無いというのが正直なところです。

以下、理由を説明します。

債権のリターンは低い

株式投資のバイブル『株式投資の未来』によると、各資産の長期リターンは以下の通りです。

(出所:トウシル

上記は、1801年に1ドルを投資したら、それぞれ2001年に何ドルになったか?を示しています。

ご覧の通り、株式は約60万ドル、長期国債は952ドル、短期国債は304ドルです。

比べるまでもない圧倒的な差です。

債券のリターンは、利回りのつかない現金や金よりましですが、株式には圧倒的に劣ります。

「バランス型投信」「安全型投信」は債権が混じっているため、株式100%の投資信託より長期的なリターンが劣るのは間違いないでしょう。

10年以上なら安全性の利点も消失?

いやいや、株式には暴落があるでしょう?

債券は安全性にアドバンテージがある、というのが大体の債券派の反論。

しかし、下記の通り、株式投資は10年続けると元本割れリスクがほぼ消失し、15年で完全に消失します(あくまでも過去のデータ上の傾向ですが)。

(出所:ウェルスナビ

すると、10年以上投資するなら、株式も十分に安全ということになります。

ちなみに、上記のような傾向になるのは、株式市場の暴落が大体10年周期であることに起因すると考えます。

10年以上の投資期間が取れれば、暴落から回復する余地が十分あるということです。

あと、ちなみに、債券も暴落ほどではないですが、価格下落リスクは普通にあります

債券投資をオススメできる場面って?

上記を踏まえると、債券と、それを含む「バランス型投信」「安全型投信」が適した場面は非常に限られます。

まず、FIRE・セミリタイア目的等、比較的早く資産形成したいケースでは、リターンが低いので候補になりません

次に、じっくり資産形成を目指す老後資金目的ですが、結局10年以上投資期間を取れることが多いので、債券を選ぶメリットが生じません

強いていえば、50~60代の人が老後資金を作るケースでしょうか。

それでも、積極的に資産を増やしたいならやはり株式という選択にはなると思います。

あとは、5年以内に用途が決まっている資金があって(住宅資金等)、現金よりましだから債権に入れておくパターン。

あとは、債券は理論上は株式と逆の動きをするので、債券と株式を混ぜて全体の価格変動を抑えるという効果も多少期待できるかもしれません。

まとめ

まとめると、「バランス型投信」「安全型投信」はあまりお勧めできるシチュエーションが無いというのが正直なところです。

新NISAのつみたて投資枠は、株式100%の「インデックス型投信」等で十分かもしれません。

そもそも個人的には、債券は純資産1億円以上のお金持ちの投資という印象はあります。

株式より価格変動リスクが低いのは確かなので、お金がたくさんあれば、低いリスクでそれなりの金利収入を得られます。

これから資産形成していく段階の人には、やはり株式を中心に据えることをお勧めします。

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参考文献

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