生活費の低減はFIREの基本。
しかし、無理な節約は持続性がないので、ムダをそぎ落とし、無理のない最小限のライフスタイルを探るのが重要と考えます。
そのためには、自分の支出に対する価値観を磨き上げていくことが重要です。
その意味で、筆者の経験上、「とりあえずやめてみる」は効果的な手段でした。
この方法を、実例をまじえ説明します。
とりあえずやめてみる
「とりあえずやめてみる」とは何でしょう。
これは、筆者の愛読書『エッセンシャル思考』において、「逆プロトタイピング」として紹介されています。
プロトタイプとは試作品のことを意味します。
なので、「逆プロトタイピング」とは、試しに作るのではなく、試しにやめることを意味します。
これを節約に適用すると、何かの出費をとりあえずゼロにしてみるのです。
あれこれ考えず、まず、無くしてしまう事がポイントです。
あくまで試しなので、元に戻れるからこそ、一度大胆にゼロにしましょう。
そして、意外と問題なく過ごせるな、と思ったらそれで良し。
ちょっと不便だな、物足りないな、と思ってもしばらく継続。
一週間、一か月と経って、いつの間にか忘れていたら、それも良しです。
時間が経っても厳しいと思うなら、元に戻します。
それは自分にとって必要な出費、ということなので。
このように、自分に絶対に必要か分からない出費は、「とりあえずやめて」天秤にかけていくのです。
ただやめるだけなので、何か代替手段を検討したり計画を練る必要はありません。
必要なのは、ちょっとの勇気だけ。
筆者の経験上、やめてみて初めて気づく事は多いです。まずは行動が大事。
出費を削れた事例集
以下、筆者が実際に「とりあえずやめてみて」削った出費を紹介します。
何にお金を使うかの価値観は人それぞれなので、あくまで一例としてご参照ください。
①衣服
筆者、おしゃれ等に皆目関心がありません。
とはいえ、それまではいくらか服を買っていたため、新規購入を中止。
結果、特に困ることはありませんでした。
現状のストックで生活できますし、たまにお下がり等を頂いて補充できます。
最近はほぼリモートとなり、スポーツ着と、1~2組の私服で生活が完結。
②朝食
これは、社会人になってすぐ、ぶくぶく太り始めた事に起因します。
朝は食べないといけないという先入観で、たいして食欲も無いのに胃に食物を流し込む。
一方、学生時代より運動量は激減。そりゃ太ります。
冷静に、お腹空いてないのに食べるのは異常と考え、しっかりした朝食を取るのはやめました(バナナ一本程度は食べます)。
結果、急激な増量が改善され、朝食べて眠くなる事もなくなり、節約にもなり、一石三鳥です。
(個人差があるので、全員にお勧めする訳ではありません。)
③もろもろの物
何となく物も多いなと思ったので、色々捨て、特定の消耗品だけ買うようにしました。
結果、我が家は友人が引くほど物が少ないですが、特に問題もないのでこのまま行くと思います。
また、ソファとかテレビとか大きめの家具・家電を捨てたので、一回り小さな家に引っ越して家賃削減できたのも大きいです。
④プレゼント
妻と合意のもと、イベント事で互いにプレゼントする暗黙の了解?は無しにしました。
互いに物に執着が無いというのはありますが。
結果、それが関係性に悪影響ということはありません。
まあそもそも、家計が同一になればプレゼントという概念も無くなりますし。
⑤飲み会
特に酒好きでもないので、友人・知人との交流で飲み会という手段はなるべく無くすようにしました。
幸い、友人も価値観が近い方々が多いので合わせてくれる事が多いです。
もちろん、関係が深い方とはたまに飲みにも行きますが。
要は、飲み代を払ってまで行きたいと思えない交流をお断りしてるともいえます(仕事関係等)。
酒など無くても付き合える友達が真の友達です。
逆に、削れなかった、削らなかった出費
逆の例として、例えば、朝食を削った勢いで昼食も削ってみましたが、さすがに空腹に耐えかねて元に戻しました。
これは、「とりあえずやめてみて」分かったことです。
また、コスパがよろしくない飲み会は削っても、ランチは2000円くらいのに行ったりもします。
あくまで、美味しいものを食べたり、友人達と交流すること自体は削りたくないからです。
まとめ
以上、「とりあえずやめてみる」生活費の削り方についてでした。
普通に生活する上で節約は必要ではないですが、FIREを目指すならある程度支出をコントロールすることは重要です。
何を削ったらいいか分からない場合、「とりあえずやめてみる」のは1つの方法になり得ます。
トライアンドエラーをして、自分が重視する部分、重視しない部分が見えてくるのが良いところですね。
困ったときは是非お試しください。
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