FIREに興味があるけど、具体的に何をすればいいの?
FIREに興味のある方、初心者の方に向け、具体的なFIREの始め方をまとめました。
FIREの始め方は、①計画編と②実践編に分かれます。
今回は、②実践編について3ステップに分け、説明します。
①計画編は以下の記事です。
ステップ1:資産形成のスタート
FIREするためには、やはり資産形成しない事には始まりません。
そのため、実践編の第1ステップは資産形成をスタートする事です。
とはいえ、投資には様々な種類があり、それぞれに特有のリスクとリターンがあります。
すべてを網羅的に理解してから始めようとしては時間がかかり過ぎます。
一方で、投資は思い立ったが吉日。早く始めてしまった方が結局は得るものが多い側面はあります。
そこで、初心者の方はまず、インデックス投資を速やかにスタートしてみる事をお勧めします。
インデックス投資とは、市場の値動きを示す指数(=インデックス)の値動きに連動をめざす投資手法です。
指数には、例えば、日経平均株価、東証株価指数TOPIX等があります。
具体的なアクションとしては、証券口座を開設し、インデックス型のETF(上場投資信託)を買っていく、という事になります。
ETFとは、投資信託の一種で、様々な企業の株がミックスされた商品です。
このミックス具合により様々な商品(ETF)があるわけですが、インデックス型は機械的に指数に連動するだけなので、手数料が割安な特徴があります。
それでいて、インデックス型のETFのほとんどが従来型のETFよりリターンが高いというデータもあります(Index Fund Advisors)。
したがって第一歩として、細かく銘柄を選ぶ必要のないインデックス投資を始める事をお勧めします。
前回の計画編で計算した、積立額に応じた額を毎月購入していきましょう。
証券口座の開設は5分でできますし、買付も1回5分でできます。
やってみると、意外と手間はかかりませんよ。
ステップ2:支出の見直し
インデックス投資を始めたら、とりあえずの資産形成の仕組みはできた事になります。
すると、次に進むべきは積立額の増加です。
計画編での試算によりますが、多くの場合、目標の積立額に対して現状の積立額は不足していると思います。
そのため、積立額の増加を目指しましょう。
具体的には、①収入を増やす、②支出を減らすの2つが考えられます。
このうち、先に手を付けるべきは②支出を減らすです。
収入を増やすより支出を減らす方が手軽であり、即効性も高いからです。
どこまでやるかは本人次第ですが、多くの方にお勧めできる方法としては、例えば以下が挙げられます。
公共料金、通信費の契約見直し
公共料金、通信費は、基本的に商品の中身が同じです。
安いから悪いという事はないので、最初に徹底的に安いプランを検討し、変更しましょう。
一度設定したら後の検討は基本不要なので、まず最初に取り組むのに適しています。
保険の解約
基本的に生命保険、医療保険は不要と考えます。
生命保険は明確にインデックス投資より劣る投資商品であり、民間の医療保険は無くても公的保険で十分だからです。
特別な事情がない限り、保険は見直しではなく解約してしまうのも手です。
(そもそも資産が増えていくので、急な出費に備えるという保険の必要性が薄れていきます。)
水筒の使用
日本人は平均して毎日およそ1本のペットボトル飲料を購入するそうです。
150円×365日=年間約55,000円の計算です。
幸いなことに、日本の水は十分飲めます。水筒を使うだけで上記を一気に節約可能です。
最初にやるべき点として、メルカリ等で不用品を売ることも考えられます。
意外とお金になったりするので、節約と並行して進めましょう。
ステップ3:収入アップを図る
ステップ1~2の実行だけでも、十分FIREへの道を歩むことは可能です。
ただ、投資のスタイルが大体固まり、節約も一通り済んでしまうと、やる事が無くなるのがFIREのお決まりパターンです。
そうしたら、ステップ1~2をしっかり実行した前提ですが、ステップ3:収入アップに進むのも手です。
ただし、ムダ遣いをカットする事に比べ、お金を稼ぐのはそんなに簡単ではありません。
収入アップにはある程度まとまった時間を投入する必要が生じます。
しかし、それでも早くFIREしたくて、目標に対し不足がある場合は検討の余地があります。
収入アップには、例えば、以下の手があります。
残業代で稼ぐ
ある程度残業時間に裁量があって、ちゃんと残業代が出る場合はこれが一番手っ取り早いです。
ただし、あまりスキルアップにつながらない仕事(社内専用スキル)の場合、時間の浪費感が出るデメリットはあります。
この点割り切れるならコスパは良い手段です。
スキルアップ→転職
専門性のある仕事なら、という前提ですが、スキルアップからの転職は、出世を待つより短期間で年収をアップできる手段です。
日本企業で特に若年層の年収が抑えられている主な要因は年功序列です。
年功序列とは異なる論理で動く会社・業界に入れば、比較的簡単に年収が上がります(その分、スキルは求められます)。
20~30代で年功序列に苦しんでいる場合は、思い切って業界ごと変えてしまうのも手だと思います。
副業
FIREまで今の会社を動くつもりが無い場合、成果等で給与を上げる方法は限定的です(あっても雀の涙か、時間がかかり過ぎる)。
そういう場合に残された方法は副業です。
しかし、筆者も副業に取り組んだ時期がありますが、副業で稼ぐのはとても大変です。
やめろとは言いませんが、可能性がある限り本業の収入アップを目指した方が無難だと思います。
まとめ
以上、FIREの始め方のうち、計画後の実践編を説明しました。
ステップ1~2まで、2~3か月で完了することができると思います。
ステップ3の収入アップは難易度高めなので、必要に応じてでしょうか。
①計画編、②実践編を一通り済ませる事で、FIRE計画の基本が整います。
そこから更に計画をブラッシュアップするには、投資、支出、収入の各面でさらなるレベルアップが求められます。
いわばFIRE中級~上級編ですが、それはまた別の記事で解説します。
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ムダな支出について。
筆者が最初に始めたこと。
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