単純で儲かる投資?こいつ何怪しいこと言ってんだと思った方、申し訳ありません。
投資とは、リスクとリターンが相関するものです。
実際、「絶対儲かる投資」なんて聞いたら100%詐欺なので逃げてください。
しかし、1つだけ確かに効果があるコツがあります。
それは、投資を早く始めること。
もう少し勉強してから…、もう少し株価が下がってから…、と言ってる方。
投資を始めるのは、3年後より1年後がよく、1年後より1か月後がよく、1か月後より今すぐがよいです。
別に煽っている訳ではありません。ちゃんと理由はあります。
理由①:複利効果
代表的な理由に、複利効果があります。
複利とは、元本に付いた利子にも、さらに利子が付く事をいいます。
「雪だるま式にお金が増える」現象と言うと分かりやすいでしょうか。
以下は、毎年100万円積み立て、年利5%で運用した場合の資産の増加を示しています。
ご覧の通り、時間が経つほど資産が加速度的に増えます。
ここで注目なのは、曲線の序盤の傾きは緩やかなのに対し、終盤は急になっている点。
つまり、複利効果は、序盤よりも時間が経ってからの方が旨味があります。
すると、グラフの通り、40歳よりも30歳、30歳よりも20歳で投資をスタートした方が、より旨味のある期間を長く謳歌できるといえます。
これが、投資は早い方が有利な第一の理由です。
理由②:若いほど価格変動リスクは減る
次に、資産の価格変動リスクの点でも、投資は早い方が有利です。
以下は、米国株指数の1つ、S&P500のここ30年の値動きです。
ご覧の通り、米国株はここ30年で3度の暴落を経験しています。
2001年 ITバブル崩壊
2008年 リーマンショック
2020年 コロナショック
未来は予測できないものの、過去の例からは5~10年程度の周期でしょうか。
いずれにせよ、人の一生よりは短い周期です。
すると、若い頃に暴落に遭遇すれば、挽回するチャンスは十分あるといえます。
つまり、価格変動リスク(暴落)が脅威ではなくなります。
リスクが減れば、その分ハイリターンの投資をしやすくなります。
例えば、20代で給与収入もあるなら、現金比率とか気にせず、余剰資金は全て資産に突っ込んでも特段問題無いと思います(メンタルが大丈夫なら)。
理由③:早く経験を積める
早く投資を始めるほど早く経験を積めるのも理由の1つです。
投資は、試験勉強のように、短期間集中して勉強すればできるようになる性質のものではないと考えます。
100%勝ち続けるのも不可能です。
10年程度の経験で僭越ながら、小さな失敗を経験しながら学んでいくものではないでしょうか。
そして、どうせ失敗するなら早い方がいい。
早いうちに経験を積んでおけば、その後より長い期間、経験ある投資家として投資できます。
経験値が上がれば、よりリスクをとってリターンを得ることも可能でしょう。
まとめ
以上、投資を早く始めるメリットについて説明しました。
投資は、早く始める分には特にデメリットは無いと思います。
ここで注意なのは、「早く始める」であって、「今すぐ有り金を一括投資」ではない点です。
いくら複利効果が大きくなるとしても、初心者が最初に大きく突っ込むのはオススメできません。
最初は小さくで良いので、それを早く始めることが重要です。
もう年齢が…という方。
もちろん、ある程度の年齢になれば、リスクの取り過ぎには慎重になるべきです。
しかし、もし余剰資金があるなら、すべて現金で持つよりは投資を始めた方がよいのは事実でしょう。
何歳の人だろうと、今が一番若い事に変わりありませんから。
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