「金持ち父さんの活用法」…、金持ち父さんをご存じない方、中高齢男性を〇パ活、頂き〇子する方法でも紹介するのかと誤認された場合は申し訳ありません。
お金に関する世界的著書『金持ち父さん貧乏父さん』(著者:ロバート・キヨサキ)のお話です。
こちらの著書、既に読んでる方も多いのではないでしょうか。
筆者も何度か読んでいますが、なかなか一度では理解しがたい思想が多く書かれています。
しかし、早期FIREという視点では有用な考え方も多く、今回活用法を紹介させていただきます。
より若く、より豊かにというベクトルには合っている著書です。
金持ち父さん6つの教え
著書では、金持ちになるための以下6つの教えが書かれています。
①金持ちはお金のためには働かない
②お金の流れの読み方を学ぶ
③自分のビジネスを持つ
④会社を作って節税する
⑤金持ちはお金を作り出す
⑥お金のためでなく学ぶために働く
①②は、多くの人にとって学びとなる教えです。
①は、生活費のために働くのではなく、資産を作るために働けという教え。
②は、簡単には、自分の資産と負債、そして資産から入るお金と負債から出ていくお金を把握しなさいという教えです。
お金持ちを目指すかは別として、①②はお金の問題を減らす上で万人に重要な教えと考えます。
一方、③~⑥は自分のビジネスを持つ(多くの場合、起業する)ことを前提として提言されており、少々ハードルが高い内容です。
特に日本は再就職の環境が整っておらず、仕事を辞めての起業はかなり勇気がいります。
すると、③~⑥の教えは、日本への適用法を考える必要があります。
③~⑥の教えのメリット
では、③~⑥の教え、自分のビジネスを持つメリットは何でしょう?
まず、ビジネスを持つこととは、例えば、何か起業・独立すること、八百屋等のお店を営むこと、自分のカフェを開くこと、不動産を貸し出すこと、YouTubeチャンネルを運営すること等を含みます。
つまり、自分がオーナー(経営者)として商売をすることです。
自分のビジネスを持つメリットは以下と解釈します。
1.利益は全て自分のもの
2.節税ができる
3.(上手くいけば)自動化して不労所得になる
1.は雇用されて働くことの反対が起きます。
従業員の給料は経費なので基本抑えられる傾向の一方、オーナーは利益を全て受け取れます。
2.も雇用されて働くことの反対が起きます。
以前、サラリーマンに節税手段はほとんど無いとお伝えしましたが、オーナーには様々な節税法があります。
オーナーは、利益を増やすための支出(名目上でも)なら経費として収入から差し引いて申告していいからです。
3.は、例えば、カフェの店主として自ら働くのではなく、店主も雇って利益が出るなら、自分は働かないので不労所得化したといえます(実際は難易度高いと思いますが)。
つまり、ビジネスは投資より少ない元手で不労所得を得られるチャンスがあります。
以上が「金持ち父さん」の教えを③~⑥まで実践するメリットです。
ビジネスはより多くのお金が手元に残るため、より若く、より豊かなFIREに好相性というわけです。
早期FIREへの「金持ち父さん」活用法
ようやく本題です。
仕事を辞めての起業が難しい日本では、以下の「金持ち父さん」活用法が考えられます。
活用法①:本業に加え、副業で起業を頑張る
活用法②:本業のかたわら、不動産投資をする
活用法③:とりあえずサイドFIREし、その後起業する
まず活用法①は、とにかく物量(努力量)で押す戦法です。
ただ、ある程度ホワイトな本業が前提です。ブラックな環境で副業を頑張り体を壊したことがあるので、お勧めしません(詳細はプロフィールに記載)。
次に活用法②。不動産投資は投資でありながら、経営的側面もあり、ビジネスの一種と考えます。
不動産投資は管理会社等の外部委託システムが発達しており、他のビジネスより圧倒的に手がかからないので、②として紹介しています。
起業は時間的に厳しくても、不動産投資なら副業で十分回せると思います(ただし、不動産投資は節税効果は薄い面はあります)。
最後に活用法③。せっかくサイドFIREした後に起業(大変)ってどうなのかという話はありますが、より豊かなリタイア生活を目指すならありだと思います。
最終目標としてのサイドFIREではなく、通過点としてのサイドFIRE。
また、起業は必ずしも大変な必要はなく、特にFIRE後なら、自分の好きな分野で、まったり起業という手もありますね。
まとめ
「金持ち父さん」の教えは、より若く、より豊かにリタイアするのに適した思考法です。
その実践にはビジネスが必要で、難しい部分はあるものの、考えられる活用法を紹介しました。
筆者は活用法①で挫折し、②③を進行中というところです。
「より豊かにリタイア」を求めるなら、不動産投資等も活用しつつ早期にサイドFIRE、リスクを小さくした上でその後起業を狙う、という選択肢もありかもしれませんね。
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