はじめまして!
アラサーの不動産・株式投資家、筆者のあらおです!
筆者は、社会人1年目からFIREに向けた投資を始め、29歳のときにFI(不労所得が生活費を上回る状態のこと)を達成した不動産・株式投資家です。
30歳の現在は、計8戸の不動産と、数千万円の高配当株を保有し、月15~20万円の不労所得を得て生活しています。
ですが、筆者は特に資産家の家系ではありません。年収も特別高くはなく、FIを達成したときの年収は500万円でした。
この記事では、なぜ筆者がFIREを志したか、なぜ現在の投資スタイルに行きつき、なぜFI達成に至ったか、これまでの経緯をお話します。
【学生時代】平和な生活が、ずっと続くと信じていた
筆者の学生時代は、いたって普通、いたって平和なものでした。
成り行きで中学受験に巻き込まれ、中高6年間を男子校で過ごした結果、あるべき青春を失った感は少々ありますが、総じて平和な学生生活でした。
家庭も学校も厳しくなく、部活もゆるい。
ゲームを好きなだけやり、テレビをダラダラ見て、体を動かしたければ草野球、草サッカー、好きな遊びに興じる。
最低限の勉強さえやっておけば後はいくら遊んでもOKなお気楽生活でした。
そんな生活は大学以降も続いていき、気づけば意識低い系学生あらおも就活の時期。
とはいえ、就活が楽という理由で工学部に進んだため、推薦等を駆使して無事に日系メーカーに内定。
内定先は、某転職口コミサイトのランキングでは上位、残業30時間、有休消化率90%。OB訪問で確認もとった。加えて自分は研究開発職なので、ホワイト部署の確率が高い。これで完璧。
働かなきゃいけなくなるけど、仕事はまったりホワイト。
平和な生活は、これからも続く。
そう信じていました。
【就職】受け入れがたい現実
ところが、筆者は社会の洗礼を浴びることになります。
聞いてた話と違う。
配属された部署は、万年深夜残業、持ち帰り残業の正にブラック企業そのものでした。
残業30時間というのはそれ以上残業を申請できないというだけ、有休消化は形だけ、「自己研鑽」という名のもとの持ち帰り残業。
あの会社説明会や口コミ評価は何だったのか…。
当時の筆者は、陰謀渦巻く社会の闇を察知するにはあまりに無知だったのです。
さらに長時間労働だけでなく、「家族的社風」の名を借りた行き過ぎた同調圧力、全体主義、無駄な会議、遅くまで残ってる者が偉い空気、誰も得しない半強制イベント、御用組合の半強制活動…。
良い大学に入って、良い会社に入る。
積極的でなかったとはいえ、それまで筆者なりに勉学や受験に精進してきました。
その結末がこれ。長年の努力の結果がこれ。全く笑えません。
こんなはずじゃない。
平和な日々を、自分の手で取り戻す。
脱社畜。当時話題になり始めていたFIREへの挑戦を決意しました。
【社畜時代】FIREへの挑戦と挫折
こうして始まったFIRE(経済的自立・早期リタイア)への挑戦。初めは順調でした。
残業上等で働いて稼ぐ。支出は極限まで絞る。残った資金を株に全投入。単純な作業。
とにかくこれを続ける。そうすればいつか配当金が生活費を上回る。
100万、200万、資産が増える。同期の貯金額と差が開いていく。大丈夫、順調。
しかし、何かが足りません。
そう、いつになったらFIREできるんだ?という話。
当時筆者の年収は500万円程度。メーカーなので賃金カーブの上昇が遅く、順調にいっても40歳過ぎでの達成の計算。
限界まで働いて、限界まで節約して、こんな生活を40歳まで続けて、やっとFIREしてもギリギリの生活。
はたして、これで人生を取り戻したことになるのか?
こんなんではダメだ。筆者はさらにギアを上げました。
収入が足りないなら副業。物販、ポイ活、何でも手を出しました。一時期、部屋は段ボールだらけ、あまりに郵便物が届くので寮の管理人さんに怪しまれる始末。
節約も激化。一通りの節約は済んでいたので、さらにとった行動は、飯を減らす、服を買わない、移動しない、遊ばない、何もしない。
完全に常軌を逸していました。
時間は皆無。使えるお金もカツカツ。精神的余力もなく、彼女(現妻)と喧嘩が増える。職場は安定のブラック。そして、
ついにダウンして病院送りになりました。
何をやっても上手くいかない。人生最大の挫折。
【開眼】苦境からの脱出
こうして筆者のFIRE挑戦は振り出しに戻りました。
ただ頑張るだけではダメ。かといって、このままではいつFIREできるか分からない。
そんなとき、目をつけたのが不動産投資でした。
不動産投資なら、少ない元手で不労所得を増やしやすい。すぐ調べ始めました。
しかし、ネットに出回る情報、本に書いてある情報をもとにすると、どうも不動産投資はやることが多いらしい。
物件の開拓、金融機関の開拓、管理会社の開拓、リフォーム業者の開拓、更にそれらの選定と交渉…これ、全部自分でやるんですか!?
ブラックな職場、しかも地方に勤めていた筆者にはあまりにハードルが高い。
さらにネットや本の情報、利回りの高いボロ物件をしきりに勧めている…。どう見てもハイリスク、素人が手を出していいとは思えません。
そんなモヤモヤを抱えていたある日、転機を迎えました。
筆者は、あるメンターといえる方に出会ったのです。サラリーマン出身の不動産投資家の方です。
その方は言いました。
なんで買えるのに、良い物件(リスクの低い物件)を買わないんですか?
悪い物件を買うから、あれこれ自分でしないと利益が出ないんですよ。
モヤモヤが晴れ、点と点が線になった瞬間でした。そこからアドバイスを頂きつつ、再度猛勉強。
その結果、利回りは追わず、サラリーマン与信を活かした良い融資で儲けを出す方針に決定。
これなら十分利益が出て、外部に委託可能。購入まで頑張れば、後は自動操縦。自分に合った方法です。
次に、短期集中で猛烈に行動。土曜も日曜も物件を見て回っては、収支を計算。合間は勉強。
数か月後、数々の努力の末、ついに念願の1軒目を手にしました。
結果は、大成功。物件は自動操縦ながらも安定稼働し、これまでと比にならないペースで不労所得が増加し始めます。
その後、さらにアパートに展開、一挙に月10万円を超える不労所得を叩き出します。
そして、不労所得の合計は月15~20万円となり、生活費を超過。
ここに宿願、FI(経済的自立)を達成したのでした。このとき、あらお29歳。
アラサー投資家あらおのFI後の生活
不労所得が増えるにつれ、筆者の生活は変わりました。
まず、転職。生活費はどうとでもなる、ということで新卒で入った会社を卒業。労働条件の改善を進めました。
今は、ほぼリモートワーク、1日7時間労働、ほぼ会議無し、個人プレー、非年功序列と、前職では考えられない環境で働いています。
圧倒的に時間に余裕が生まれ、心も体も健康でストレスフリーです。
ただ、5年以内にはこの仕事も辞めFIREする予定です。
次に、結婚。かつてはFIREを焦るあまり迷惑をかけてしまいましたが、当時の彼女と結婚できました。
以前は、FIREするなら子どもは厳しいということで価値観が衝突。今は金銭的にも余裕が生まれ、共に子どもがいる未来を想像できるようになりました。
子どもどころか、妻も筆者に先駆けFIREする予定です(=専業主婦)。
お金の使い方も変わりました。
以前は、常にカツカツで何をするにも費用を気にする生活。今は、ムダは抑えつつも使うとこには使う生活。
妻と月一回旅行して、週末はお出かけ、ランチやカフェ巡りを一緒に楽しむという真っ当な生活ができるようになりました。
たくさん苦労して、遠回りして、ここまで来たけど、
今は努力を続けてきて本当によかったなと思います!
最後に、私には、少しバカげた夢があります。
色んなとこに住み、色んな人生を体験してみたいという夢です。大学1年の夏、初めての一人旅で抱いた淡い夢でした。
普通に働いて、普通に家庭を持って、普通に生きていたら、おそらく叶わなかった夢でしょう。
しかし、今、私は経済的自立を勝ち取りました。
これからは、二拠点生活、多拠点生活、日本一周、世界一周、海外移住…何にでも挑戦できる権利があります。
たった一度の人生。いつ終わるかも分かりません。
人生最期の瞬間、ベストは尽くせたという満足感で生涯を終えたい。
だから今後も、FIREというライフスタイルだからこそ挑戦できる夢に、なりふり構わず挑んでいく姿をお見せすることをお約束します。
当ブログの理念
筆者は、30歳の節目の誕生日、当ブログ「アラサー投資家あらおのFI後の生活」を開設しました。
それは、過去の自分と同じような悩みを持つ人はけっこう多いのではないかと思ったからです。
・長時間労働で家族との時間、自分の時間がとれない人
・過度な同調圧力、全体主義の職場に違和感を感じる人
・主体的な生き方を制限され、理想とのギャップに苦しむ人
・FIREを目指したけど、ストイックな生活に疲弊した人
・副業、節約、投資、色々手を出したがなかなか上手くいかない人
・FIREまでの道のりが遠く感じる人
・もっと早く、豊かにFIREしたい人
かつての職場や周りの友人を見て、日本において、特に大きな組織に属する方ほど、何だか元気がない、活力を失っている印象を受けます。
そしてその中でも、何とか状況を変えたいと、もがいてらっしゃる方がいます。
でも、どうしたらいいか分からない方もいらっしゃいます。
・FIREなんて目指していいんだ/達成できるんだ
・会社に頼らずに生きてもいいんだ/生きていけるんだ
・本当にやりたいことに素直になってもいいんだ/それで生きていけるんだ
少しでも多くの悩める方に、こんなことを感じてほしい。
そのためには、FIREはできるということを示さなくてはいけない。
若くても、給料が高くなくても、できるということを示さなくてはいけない。
そんな思いから、当ブログを立ち上げました。
筆者は経済的自立に至るまで、数多くの失敗、数多くの回り道をしてきました。
その結果、効果的にFIREに近づく方法も、そうでない方法も、どちらも経験しました。
しかしその経験も、自分がFIREすればそこで終わりです。
ブログでお伝えすることで、読者の方が少しでも糧にしてくだされば、自分の経験が何倍も意味を持ちます。生きる意味が増えます。
そういった意味では、自分のためにやっていることでもあるといえます。
ここで、そんなにFIREを広めたら社会はどうなるんだ、というご意見もあります。
しかし、社会全体という意味でも、FIREムーブメントは良い傾向と考えます。
FIREが広がれば、労働市場から働き手が減少します。需要と供給の関係から、労働者の賃金水準が上昇します。そうなれば、FIREを志向しない個人にとってもメリットです。
企業側にはデメリットですが、そもそも長年労働者の賃金を押さえつけてきた企業側に問題があると考えます。十分な賃金を提供できない企業は、社会的責務を果たせていないと同義ですから、それで潰れても止む無しです。
現在の格差拡大、資本家優位の社会への進展を鑑みるに、元気な個々人が増えることの方がはるかに社会にとってメリットだと感じます。
以上、かつての筆者と同じ悩みを持つ読者の方々のため、自分のため、ひいてはより良い社会のため、当ブログを運営する所存です。
と、お堅い内容を述べてしまいましたが、日々の投稿はゆるめなのでご安心ください。
今後ともよろしくお願いいたします。
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