仕事がけっこう忙しい…。
不動産投資は手間がかかると聞いたけど、片手間で上手くいくのかな?
仕事が忙しい中、不動産投資に参入すべきか否か迷っていませんか?
実際、株式の長期投資と比べれば、不動産投資に手間がかかるのは事実です。
しかし、不動産業界には、管理会社・仲介業者など作業の多くを格安でアウトソースできる環境が整っています。
労働型の副業と比べると、ほとんど時間がかからず収益を得られるのもまた事実です。
そこでこの記事では、以下の2点を解説します。
この記事を読むと、副業でも不動産投資ができる理由と、不動産投資で本人がやるべき作業を知る事ができます。
不動産投資をやろうとしている方も、まだの方も、ぜひ参考にしてください!
本業が忙しくても不動産投資はできる理由
不動産投資は、たとえ仕事が忙しくても、休日等の時間の範囲で十分実践できます。
理由としては、以下が挙げられます。
理由①:管理を外部に委託できる
不動産投資の大きな利点の1つは、物件の管理を管理会社に委託できることです。これにより、日常的な手間を大幅に削減できます。
管理会社は投資家に代わり、以下の業務を行います。
- 入居者募集:効果的な広告の作成、入居審査など
- 家賃の回収・滞納対応:毎月の家賃の回収、滞納が発生した場合のフォロー・法的措置など
- トラブル対応:入居者からのクレーム・問い合わせへの対応など
- 物件管理:建物や設備の修繕・清掃・メンテナンスの実施など
これらの業務を管理会社が代行することで、自分自身が日常的に対応する必要がなくなり、本業に専念できます。
特にトラブルや緊急対応が必要な場面でも、管理会社が対応してくれるため安心です。
料金は、家賃の4~5%程度が相場です。サービス内容を考えると格安と考えます。
理由②:一度始めれば手間が少ない
不動産投資は初期段階は時間と手間がかかることがありますが、軌道に乗ればその後の負担は少ないです。
初期段階の主な作業は以下の通りで、これらはその後は継続的に行う必要がありません。
- 物件選定:市場調査、エリアの選定、収益性の分析など
- 購入手続き:契約やローンの手続き、物件引き渡しなど
- 管理体制の整備:管理会社の選定、委託契約の締結など
運営が軌道に乗ると、以下の通り必要な手間が減っていきます。
- 家賃収入が自動化:家賃は管理会社が回収、定期的に投資家に送金
- 安定した契約期間:賃貸契約は通常1年以上の長期間、頻繁に入居者を探す必要無し
- 修繕やトラブル対応が限定的:建物の修繕や更新契約は年に1〜2回程度のペースで発生
結果、日々の対応はほとんど必要なくなり、本業が忙しい人でも続けやすい運営形態となります。
理由③:オンラインツールによる効率的な管理
近年、不動産投資をサポートするためのオンラインツールやアプリが充実し、管理効率を向上させています。
代表的なオンラインツールの機能は以下の通りです。
- 収支管理:家賃収入、経費、ローン返済額などを自動計算し、収支状況を一目で把握
- 入居状況の確認:空室や入居中の物件情報をリアルタイムで確認
- 通知機能:修繕や契約更新のタイミングを自動でリマインド
これらのツールは、投資家にとって以下のメリットがあります。
- 時間の節約:煩雑な計算や記録作業が不要に、本業の合間に手軽に管理状況を確認
- スマホでの操作:外出先や隙間時間に管理可能に、物件の状況や収益性を素早く把握
- データの可視化:長期的な収益性やリスクをグラフ・レポートで確認、戦略的な意思決定が可能
理由④:専門家のサポートを活用できる
不動産投資は複雑な要素を含みますが、専門家のサポートを活用すれば、知識や経験が少なくても始められます。
不動産投資の各段階で、様々な専門家がサポートを提供しています。
- 不動産会社:物件選定や購入手続きをサポート、市場動向等に関する情報を提供し、投資判断を補助
- 管理会社:賃貸運用の実務を代行、入居者募集・家賃回収・修繕管理などを行い、大家の手間を軽減
- 税理士:不動産所得の申告や節税対策を提案し、税務リスクを軽減
重要な決定は自分自身が行う必要があるものの、多くの作業は専門家が代行できます。
また、法律や税務、不動産市場の詳細な知識がなくても、専門家のアドバイスをもとに適切な判断が可能になります。
理由⑤:長期的な視点での運用が可能
不動産投資は、短期的な利益を追求するのではなく、長期的な資産形成を目的とした運用が基本です。これにより、頻繁な意思決定が不要になります。
長期的な視点での運用が可能な理由として、以下が挙げられます。
- 安定した収益源:家賃収入は比較的安定しており、短期的な市場変動の影響を受けにくい。
- 資産価値の成長:再開発エリアや人口増加が見込まれる地域では、長期的に物件の価値が上昇する可能性が高い。
- ローン返済を通じた資産形成:家賃収入でローンを返済しつつ、返済が進むごとに純資産が増加。
不動産投資は、購入後は運営を管理会社に任せ、時間をかけて収益を得ることができます。
また、市場動向やライフステージの変化に合わせ、適切な売却タイミングを自分で選択できます。
不動産投資でどうしても自分がやるべき作業は?
上記を踏まえた上でも、必ず投資家本人がやるべき作業は存在します。
例えば、以下の作業は自分でやるべきです。
①:投資目的と戦略の明確化
不動産投資を始める前に、投資目的や戦略を自分自身が明確にする必要があります。
- 投資目的:安定した家賃収入が目的か、物件の売却益が目的か、資産形成が目的か、老後の収入源とするのが目的か等
- 戦略:どのエリア、どの規模、どのタイプの物件に投資するか、融資戦略はどうするか等
これが曖昧だと、専門家や管理会社もどうアドバイスしていいか分からなくなります。
②:資金計画とリスク管理
投資家本人が、具体的な資金計画を立て、リスクを把握しておく必要があります。
- 自己資金と融資のバランス:自己資金の割合、借入額、返済計画など
- キャッシュフロー分析:家賃収入、ローン返済額、運営費用などを計算し、収支を把握
- リスク管理:空室リスクや修繕費、金利変動リスクへの備え
③:物件選定の最終判断
物件の選定は、投資の成否を大きく左右するため、投資家本人が最終的な判断を行う必要があります。
- 市場調査:エリアの需要や将来性、競合状況など
- 収益性の検討:想定される家賃収入と経費、利回りなど
- 現地確認:実際に物件を見て、環境や物件の状態をチェック
管理会社や専門家の意見を参考にしつつも、最終的な判断は自分で行います。
④:契約内容の確認
物件購入時や管理委託契約を結ぶ際には、投資家本人が契約内容を十分に確認する必要があります。
- 重要事項説明書:物件の法的状態やリスクについて理解
- 管理契約:管理会社が提供するサービス内容や手数料を確認
- 融資契約:金利や返済条件を把握し、適切かどうか判断
⑤:定期的な状況確認
運営を管理会社に任せていても、以下のような状況確認は定期的に行っておくべきです。
- 収支報告の確認:毎月の家賃収入や経費、収支バランスの確認
- 運営状況の確認:空室率や修繕履歴、入居者のトラブル状況などを把握
- エリアの動向確認:市場や地域の変化について継続的に情報収集
⑥:長期的な戦略の調整
時間が経つにつれ、物件の価値や市場環境が変化するため、継続的に戦略を見直す必要があります。
- 売却のタイミング判断:物件価値が上昇した場合や戦略が変わった場合に売却を検討
- リフォームの計画:家賃収入の維持や向上のための投資判断
- 新たな投資の検討:収益を拡大するために次の物件を購入するか、他の手段を選ぶかの判断
⑦:トラブル対応の最終判断
管理会社がトラブル対応を行う場合でも、投資家本人の最終判断が必要なケースがあります。
- 重大な修繕や設備交換にかかるコストの承認など
- 入居者との契約更新や退去時の条件についての合意など
まとめ
以上、副業でも不動産投資ができる理由と、不動産投資で本人がやるべき作業でした。
結局、投資家のやるべき仕事は投資判断、すなわち収益に関わる判断です。
不動産投資は投資判断に付随する多くの作業が発生しますが、任せられるところは任せてしまった方が賢明に思います。
作業に時間を使って数%の節約をするより、投資判断の質を高める努力をした方が収益性への影響は大きいからです。
いずれにせよ、不動産投資は外部委託の環境が整っており、本業との両立は十分可能です。
なので、不動産投資の手間をご懸念の方は、そこは気にしなくてもいいかと思います。
以上、ご参考になりましたら幸いです。
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逆に手間がかからないのがインデックス投資です。
専門家の意見が何より役立ちます。
不動産投資には多くの利点があります。
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