インデックス投資をしているけど、高配当株も魅力を感じる。
自分には、本当はどっちが合ってるのかな?
高配当株に興味はあるけど、インデックス投資とどっちを取るか、お悩みではないですか?
高配当株投資も、インデックス投資も、それぞれに長所があり、どちらが合うかは人によります。
しかし、それぞれ特徴を把握するのは骨が折れるかもしれません。
そこでこの記事では、以下の3点を解説します。
この記事を読むと、自分が高配当株投資に向いているかどうかの見分け方を知ることができます。
高配当株投資を始めたい方、興味がある方は、ぜひ参考にしてください!
高配当株投資のメリット
高配当株投資には、(特にインデックス投資と比較して)以下のメリットがあります。
メリット①:安定した配当収入
高配当株は、定期的に配当金を受け取れるため、株価の値上がり益に加え、インカムゲインを得ることができます。
一般的に、値動きの激しい株価に比べ、配当金の推移はゆるやかで安定しています。
そのため、定年やFIREでリタイアした後の収入源としての活用が人気です。
メリット②:比較的、株価変動リスクが少ない
高配当株は、成熟した大企業株が多く、業績が安定しています。
一方、市場全体を含むインデックス投資では、ITセクター等の成長株に一定以上投資することになります。
これらを比較すると、高配当株には大きな成長は望めない分、価格変動リスクは抑えられる傾向です。
比較的、安定感があり、精神的負荷が小さいともいえます。
メリット③:安定したインフレ対策になる
高配当株は、企業の成長期待というよりは収益力に依存しています。
インフレ時には商品価格上昇に伴い収益が増加する可能性が高く、配当も増加することが期待されます。
そのため、インフレ対策として適しています。
インデックスファンドに含まれる成長株は、インフレ時の金利上昇に弱い側面があります。
高配当株投資のデメリット
一方、高配当株投資には、(特にインデックス投資と比較して)以下のデメリットがあります。
デメリット①:成長性が低い
業績が安定しているということは、裏を返せば成長には積極的でないともいえます。
成長性が低いと、将来的な業績低迷が懸念される企業に投資するリスクがあります。
また、成長性が低いことで株価上昇は比較的期待できず、トータルリターンでインデックス投資に劣る場合があります。
デメリット②:市場全体の成長に乗れない
インデックス投資は市場全体に投資するため、際立って成長した企業のリターンも取り込めます。
一方、高配当株投資は個別株投資のため、一部の成長株が市場を牽引した場合、そのリターンを取りこぼす場合があります。
特に、成長株や新興市場の大幅な上昇に取り残されるリスクがあります。
デメリット③:セクター集中リスク
高配当株は特定のセクターに集中しやすく、例えば、エネルギーや金融など、配当利回りの高い業種に偏る傾向があります。
そのため、特定のセクターの状況に大きく影響されるリスクがあります。
ただし、このリスクに関しては、セクター分散を図ることである程度緩和できます。
インデックス投資より高配当株投資が向いてる人
以上を踏まえると、インデックス投資より高配当株投資の方が向いている人として、以下が挙げられます。
ちなみに、ここでの「インデックス投資」は、いわゆるオルカン等の市場全体に投資するタイプのインデックスファンドを想定します。
上記項目に多く当てはまる人ほど、高配当株投資が合っている、といえるでしょう。
①:安定した収入を重視する人
高配当株は、定期的に配当金が支払われるため、安定した収入につながります。
そのため、毎月または毎年の生活費等をカバーしたい人に向いているといえます。
例えば、リタイア後の生活費として収入源が必要な人や、追加の収入を確保したい人に適します。
一方、インデックスファンドは基本的に低配当であり、安定的な収入を求める人には不向きです。
②:価格変動リスクを抑えて株式投資したい人
配当株は成熟企業が多く、安定した業績を持つことが多いです。
そのため、株価の変動が比較的小さく、価格変動リスクを抑えたい人に向いています。
一方、インデックスファンドはグロース株(成長株)を一定以上含みます。
グロース株は、急成長を狙う分、リスクが高く、株価の変動も激しです。
そのため、インデックス投資はリスクをあまり取れない人には不向きです(高齢等)。
③:短期のリターンより長期的な安定性を重視する人
高配当株は、長期にわたって安定した配当を受け取ることができ、値動きも比較的穏やかです。
そのため、長期的に安定性を確保しながら投資するのに向いています。
一方、インデックスファンドはグロース株の影響を受けます。
グロース株は短期的な変動が大きく、安定性を求める投資家には不安材料になることがあります。
④:安定したインフレ対策をしたい人
インフレが進行すると、預金等の実質的な利回りが低下します。
一方、高配当株は企業の業績向上により配当が増加する可能性があり、インフレ対策となります。
インデックスファンドも長期的にはインフレに強いですが、短期的にはインフレ→金利上昇の影響を受けやすい側面があります。
よって、より安定したインフレ対策を求める人には高配当株が適します。
⑤:リタイア後の安定収入を確保したい人
高配当株は、老後やFIRE後の生活資金としての安定収入源を提供します。
リタイア後の生活費を補うため、資産の一部を高配当株に振り向けることで、収入源を確保できます。
インデックス投資を続けながら資産を少しずつ取り崩す方法もありますが、市場の影響を受けやすく、安定収入の確保は難しい面があります。
⑥:精神的な安定を求める人
高配当株は、成熟した企業に投資することが多いため、株価の変動が小さい傾向があります。
また、下落局面でも、配当金をもらいながら株価の回復を待ちやすいメリットがあります。
そのため、株価の上下に過度に影響を受けず、精神的な安定を保ちたい人には高配当株が向いています。
一方、インデックスファンドはグロース株を一定以上含みます。
グロース株は急激な株価変動が頻繁に起こるため、価格変動を気にしやすい人にはストレスとなる可能性があります。
まとめ
以上、インデックス投資より高配当株投資が向いてる人についてでした。
高配当株投資は、インデックス投資と比較して、良くも悪くも安定感が特徴になってきます。
そして、全ての投資に長所もあれば短所もあり、完璧な投資方法などありません。
それぞれの特徴を理解した上で、自分に合ったものを選択する事が重要です。
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