筆者が新卒で入社した会社は、極めて過酷な職場環境でした。
配属されてすぐ、FIREすることを決意したものです。
そして、実際にこの会社を辞めるまで、いくつかの事を実践してきました。
一刻も早くここから抜け出したい。
その一点で、試行錯誤し、導き出した3つの事項です。
当時の年収は500万円程度。多くはない年収でFIREを目指すための工夫もしました。
以下、説明します。
実践した3つの事
一刻も早くFIREするため、以下の3つを実践しました。
①徹底したムダ(支出)の排除
FIREの要点は、不労所得>生活費を達成することだと考えます。
すると、給与を大きく増やすのは難しい以上、不労所得、つまり資産の伸びを劇的に向上することは難しいと考えました。
よって、FIREのハードルを下げるには、上記のうち生活費の方を下げることが不可欠です。
ただし、むやみに生活を切り詰めるのでは持続できません。
自分の価値観と対話し、不要なもの(ムダ)を切り捨てるスタンスです。
例えば、保険、サブスクは全解約、新しい服、雑貨、家電等は買わなくなりました。
一方、旅行費、家族・友人との交際費は継続させました。
②サイドFIREに向けた資格・スキルの習得
いくら支出を下げても、やはり資産はある程度必要です。
以前の記事では、単身でも、6000万円程度は必要との試算でした。
となると、必要資産額を圧縮するにはサイドFIREです。
FIRE後も、いくらか働いてまかなうのです。
すると、バイトで収入を補うのも考えられますが、時給的にインパクトが小さいです。
そこで、より専門職で、週3日勤務等フレキシブルな条件も選択できる職に就き、短時間労働でそこそこ稼ぐ方がサイドFIREに好適と考えました。
具体的には、資格やスキルの習得に励み、退職後にフレキシブル勤務の職を目指せるよう準備しました。
③:投資の勉強と実践
最後に、やはり投資です。
余ったお金は投資に全投入し、不労所得を積み上げました。
とはいえ、筆者は一刻も早く辞めたかったので、悠長に低利回りの安定株に投資してる暇はありません。
より高利回りを求めて勉強し、高配当株、不動産投資へと進んでいきました。
これにより、少ない資産で効率的に不労所得を積み上げることができました。
やったけど、途中で辞めた事
余談ですが、投資への入金力を高めるため、副業に勤しんだ時期もありました。
しかし、これは失敗に終わっています。
そもそも本業が過酷なので、その上で副業もやると完全に過労死ラインです。倒れます。
副業を頑張るより、休んだり、投資したり、スキルアップする方が生産的でした。
重要なのは、ハードルを下げること
再掲しますが、FIREの要点は、不労所得>生活費を達成することだと考えます。
上記式を達成するには、不労所得を生む、資産の構築が不可欠です。
しかし、早期FIREを目指す場合、どうしても資産額には限界があります。
ならば、必要な資産額を下げる、ハードルを下げる努力が必要です。
具体的には、上述の通り、低コスト体質を作ったり、サイドFIREへの準備を進めたり、投資の利回りを向上させたりしました。
これらの努力を続ければ、短い期間でも、少ない年収でも、会社を辞めれる基盤を作りやすいと考えます。
まとめ
以上、筆者が5年で会社を辞めるまでに実践した3つの事をご紹介しました。
まずはムダの排除で低コスト体質を作ること、余剰資金で投資することを習慣化するのが第1ステップかと思います。
その上で、より早期のFIREを望む場合は、サイドFIREを見据え、フレキシブルな条件で転職できないか検討するのもいいかもしれません。
結局、収入が少ない段階で早くFIREするには、保有資産の多寡より、いかに必要資産額を下げられるかの方が効いてくる印象です。
以上、ご参考になりましたら幸いです。
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