昨日、ヤフーニュースで下記記事を見つけました。
新富裕層はどんな人? 事業、不動産投資、暗号資産など「令和の金持ち」が明かす実態
同じ「金持ち」でも、色んなタイプの方がいるなあと思ったので、紹介します。
どなたも億以上は持っているけど仕事をしていて、FIREとはやはり違った志向ですね。
以下、説明します。
4人の「令和の金持ち」
記事では、以下の方が紹介されていました。
西村さん(41) 不動産仲介業経営 年収3000万相当?
田辺さん(52) 広告代理店勤務 年収1600万+資産収入500万以上?
足立さん(40) 会社員 年収+仮想通貨=年収1000万
横田さん(52) 電気設備業経営 年収5000万
2人は経営者(オーナー)で、2人は会社員ですね。
会社員の2人は投資をしており、経営者の2人はしていません。
田辺さんは給与収入+不動産収入で、現在の筆者の形に近いです(給与は全然及びませんが)。
足立さんは仮想通貨を取り崩し、給与収入と合算で1000万で、「金持ち」?というのとは少し違うような?気もしました。
経営者の方はさすがの収入です。
金持ちになるには「ビジネスオーナー」
上記を読んで、金持ちになるには、やはりビジネスオーナーになることだと再確認。
つまりは起業です。
一因としては、下記の所得税の累進課税制度が考えられます。
(出所:国税庁)
今回の例では、個人名義での不動産投資も、仮想通貨の売却益も、給与収入と合算して総合課税されます。
すると、給与年収1600万の田辺さんの例では、所得の多くに税率33%が適用されるでしょうし、このまま所得が増えれば、40%も適用されるようになります。
こうなれば、社会保険料も合わせ、まさに「半分持っていかれる」状態となります。
つまり、個人名義での手取り収入には実質的に限界があるともいえます。
一方、オーナー経営者は、法人名義の法人税が原則一定で、限界はありません。
しかも、記事にもある通り、法人名義で経費が認められます。
経費により利益を圧縮し、税金を軽くすることが可能です。
つまり、以下が成り立ちます。
個人:収入→お国が税金を取る→残りを自分が使う
法人(オーナー):利益→経費として自分が使う→残りからお国が税金を取る
経営を自動化できればリッチなFIRE達成だが…
最後にFIRE・セミリタイアの観点から。
経営者の方の例では、もし経営を自動化できれば、事業からの収入を不労所得化してFIREすることも可能です。
自分が退いて多少利益は減るかもしれませんが、それでも投資に比べれば莫大な不労所得です。
しかし記事には、以下の記載が。
「私の場合、資産家とも2代目社長とも違う。どんなときでも常に会社のことを気にしてしまう。心から休める瞬間はないです。そういう意味では自分の時間を切り売りしているともいえます。」
現役で働くのが好きなのか、この方がいないと回らないのか分かりませんが、自分と会社を切り離すことはできてないようです。
やったことないですが、やはり経営もそう簡単ではないのでしょうね…。
まとめ
以上、「令和の金持ち」の感想でした。
令和感はまったく無い、従来通りのお金持ちでしたが(笑)。
やはり経営者いいな~と思いつつ、色々大変そうだとも思いました。
そう考えると、投資って本当に手がかからないです。
やはりFIRE・セミリタイアの一般解は投資ですかね。
ご参考に、他のFIRE関連ブログです。
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ビジネスオーナーになることは、『金持ち父さん』でも推奨。
労働者に不利な世の中です。
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