FIREを達成すれば、経済的自由、時間的自由等、様々なメリットが得られます。
しかし一方で、FIREを目指す道のりは、基本的に苦労を伴うものです。
それを早期に達成するなら、もはや修行ともいえる日々を乗り越える必要があります。
それでもFIREを目指すべきか?それも早期の達成を目指すのか?
判断基準について考えました。
早期FIREの判断基準とは?
FIREするための基本原則といえば、①収入を増やす、②支出を減らす、③投資で増やす、ですね。
これを早期で達成しようとすると、基本的には以下のような行動になります。
①収入を増やす→よりしっかり働いて稼ぐ
②支出を減らす→より節約を突きつめる
③投資で増やす→よりリスクをとって投資をする
上記を実行するには、平日も休日も相当の時間を投入し、ある程度リスクも取る必要があります。
一方で、ムダ遣いも許されず、生活は質素です。
そして、いくら「早期」とはいえ、この修行僧のような生活を少なくとも5~10年継続する必要があるでしょう。
普通は耐えられないと思います。
つまり、早期FIREを目指すという事は、目の前の苦難を受け入れる代わりに、近い将来の自由な人生を手に入れる活動、と整理できます。
そうすると、FIREを目指すか否かは、自由への強い動機の有無が判断基準になり得ます。
そして、特に早期FIREなら、切迫性も有無も重要になると考えます。
動機①:ネガティブな側面からの解放
会社で働く上でのネガティブな側面からの解放は、FIREを志す強い動機になり得ます。
一般的に、~したいより、~から逃れたいの方が、本能的な欲求に近いからです。
例えば、以下が挙げられます。
・ストレスやプレッシャーからの解放
・時間的制約からの解放
・場所的制約からの解放
これらが強ければ強いほど、自由への強い動機と、切迫性につながります。
例えば、筆者は前職の閉鎖的環境にストレスおよび場所的制約を感じ、長時間労働に時間的制約を感じ、その結果FIREを渇望しました。
ただし一方で、この手の動機は転職により解消できる可能性もあります。
したがって、転職で改善する可能性と天秤にかけて判断してもよいかもしれません。
とはいえ、時間的制約に関してはどの会社でも解決は難しいでしょう。
多く時間を要する活動をしたい場合、必然的にFIREを目指すことになるかと思います。
動機②:ポジティブな動機
~したいというポジティブな感情も動機になり得ます。
例えば、以下が挙げられます。
・家族との時間を増やしたい
・趣味にかける時間を増やしたい
・若さ、体力が必要な活動をしたい
これらは特に、期限が決まっている場合に強い動機、切迫性につながると考えます。
例えば、家族でいえば、子どもが成長するまでの時間、親の健康寿命等は決まっているので、そこまでに自由を確保したいという切迫性になり得ます。
子どもが小さい時期、元気な親と過ごせる時間は、二度と戻ってきません。
他には、体力必須のアクティビティに没頭したい場合、寿命より先にリミットが来るので、切迫性につながるかもしれません。
体を自由自在に動かせる時間も、二度と戻ってきません。
まとめ
以上のような自由への強い動機を感じる場合、FIREが選択肢に上がってきます。
中でも、さらに切迫性を感じる場合は、早期FIREが考えられます。
判断基準としては、そのような強い動機、切迫性が、5~10年以上にわたる苦行を上回るかという一点ではないでしょうか。
(もっとも、本人にとって必ずしも苦行になるとは限りませんが。)
自分の想いの強さがよく分からなかったら、とりあえずFIRE目指す民的な生活を始め、しっくりくるか試すといいかもしれません。
それでさらに自由への渇望が高まるなら、より強度を上げて早期FIREを目指すのもありです。
はたまた、まったりFIREを目指すのもありでしょう。
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FI(経済的自立)までにやった事。
「もっと早く」を目指すなら、ビジネスが必要かもしれません。
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