こんにちは、あらおです。
常々、お金と向き合うことは、人生と向き合うこと、と感じてます。
今回はそんな人生について、気になった話題がありました。
「最期の手紙(ラストレター)」です。
最期の手紙とは、生前に第三者に手紙を預け、自分が亡くなったら遺族に手紙が送られるサービスだそうです。
保険会社や、お寺さんがやっているそうです。
この件に関し、NHKで特集をやっていたので、感じたことを書き連ねます。
映像はなかったですが、番組の記事はアップされています。
最期の手紙に関し、番組で気になったデータは以下の通り。
- 日本は、年間死亡者数150万人超えの多死社会
- 「最期の手紙」利用者、5年で20万人
- 意外に、利用者の2/3は50代以下
やはり高齢化社会ですし、死への社会的関心は当然高まりますよね。
何かやり残して逝くより、すっきりした気持ちで逝きたいという願いの表れでしょうか。
個人的に特に気になったのは、利用者の2/3は50代以下という点です。
平均寿命にはまだ遠い年代ですが、確かに若くして亡くなるケースもよく聞きます。
準備ができてないのに急に、という意味では若い年代の方が問題なのかもしれません。
番組で印象に残ったのは、やはり若い年代のケース。
中平さん(31)は、2年前に子どもが出来たことで利用を始めたそうです。
息子が生まれたことで、事故などで突然、家族を残して亡くなる人のニュースが気になるようになりました。
筆者は子どもが出来たから、という訳ではないですが、共感です。
30代に足を踏み入れ、20代の時より確実に死を現実のものとして意識するようになりました(いたって健康ですが)。
若かろうが年だろうが、本当は誰しもに突然のことは起こり得るはずです。
そういう意味では、ラストレターという形でなくても、普段から想いを綴っておくのは大事なのかもしれません。
筆者も、ふと日記か何かで想いを綴ろうかなと思いました。
その一方で、あえて死んだ後にタネ明かしする必要もないかな、とも思いました。
もちろん、死んだ後だから言いやすいという事もあるんでしょうけど。
とはいえ、人生一度きりです。
生物学的には、死んだら、聞くことも、見ることも、そして感動することもできません。
残された方は手紙を読むことはできますが、(生きた相手に)言葉を返すことはできません。
だったら、生きてる間に伝えた方がずっと良い。
良いか悪いかで言えば、絶対その方が良い。
ラストレターの話を見て、その事を逆説的に感じさせられたように思います。
かと言って、直接想いを伝えるのは恥ずかしいですけどね(笑)。
でも、例えば手紙で伝える形でもいいから、年に1回でもいいから、やってみようかと思います。
「いつでも言える」という状況は、永遠ではないですから。
以上、「最期の手紙」で感じたことでした。
死の運命を直視するのは耐え難いですが、それによって人生が濃くなるとも思います。
筆者自身、30代、相対的に死が近づくほど、真にやりたい事を優先できるようになってきました。
10代の頃なんて、何も考えずゲームして、それで一日終わってましたから。
それに比べたら格段に人生の密度が上がってます。
人生一度きり。どう過ごしても良いとはいえ、どうせならやりたい事やって、密度高い方がおトクではあるかもしれません。
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人生シリーズ。
家族との時間は有限。
やりたいと思った事はすぐやりたいです。
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