FIREは、資産を増やし、資産からの収入で生活する状態を目指す活動です。
つまり、不労所得>生活費の状態を目指す活動とも言い換えられます。
そこに、スキル・知識といった個人の人的資本が介在する余地はないはずです。
しかし、実際のところ、FIRE実行には人的資本の多寡が大きく影響すると思います。
なぜでしょうか?
FIREの決断を阻むもの
もう計算上、必要な資産は貯まったケース。
しかし実際、FIRE・セミリタイアを即断できる方は多くない印象です。
当の筆者も、FI(不労所得>生活費)を達成したにも関わらず、リタイアしていません。
一般に、リタイアを思いとどまる理由としては、以下などが考えられます。
もう少し資産がないと、退職後のリスクに対処できるか不安。
あと〇年続ければ、資産が〇円を突破する。今やめるのはもったいない。
このように考えること自体が必ずしも間違いとは思いませんが、不必要にリタイアが遅れてしまうリスクも一方であります。
そして、上記思考の前提として、「今の仕事を辞めたら他に有効に稼ぐ手段が無い」というのがあると考えます。
辞めても同じ条件でリスタートできるなら、必要額以上に貯め込む理由はありませんから。
いつでも稼げるなら、FIRE後の問題の大半は解決
FIRE後に発生しうる問題は色々あると思いますが、金銭面の問題はざっくり以下が考えられます。
金融危機等の理由で不労所得が減少する
病気等の想定外の出費等で支出が増加する
収支計画の見通し自体が甘かった
これらの問題は、リタイア後に資産以外から有効に稼ぐ手段を有してなければ、対処が難しい場合もあります。
しかし、ここでスキル等の人的資本があり、その気になればいつでも働いて稼げるなら、ぐっと対処しやすくなります。
すなわち、一時的な資産の取り崩しが生じても働いてすぐ補填できますし、資産が足りないと思ったら後から追加もしやすいです。
また、人的資本が保険の役割をするともいえます。
本来、リスクに備えるため余分に資産を貯めないといけないところ、人的資本があれば余分な資産は不要です。
その分、早期のFIREにも資すると思います。
【超極論】資産0でもFIREできる?
超極論すれば、いつでも時給1万円くらいのバイトができれば、資産すら要らないのかもしれません。
ちょろっと一日働けば、5~10万円くらい貰える計算なので。
月5日くらいの稼働でも十分やっていけそうです。
働かないといけない点でFIREとは違うと思いますが、月5日稼働ならほぼFIREみたいなもんかと。
まあ、そんな仕事は無いんですが(笑)。
ともかく、人的資本がFIREに必要な資産額に影響するのは間違いないと思います。
まとめ
以上、スキル等の人的資本があればFIREにも好影響である点を述べました。
正直、資産が10億あれば、別にFIRE後に何があっても大丈夫とは思います。
しかし、普通のサラリーマンが前提条件なら、資産は1~2億が限度で、そんなに差はつかない。
ならば、FIRE後に向け、稼げるスキルを身につけるのも1つの手かもしれませんね。
とはいえ、スキルの維持には継続性が重要で、ブランクがあればスキルを発揮できないかもしれません。
「いつでも稼げる」が実際簡単ではない点は申し添えたいと思います。
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時給1万円…あり得るかもしれません。そう、医師なら。
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