不動産投資を調べたら「やめとけ」「危ない」って出てくる。
やっぱ不動産投資って怪しい投資なのかな…?
「不動産投資」と聞くと、皆さん何を思い浮かべますか?
よく分からないけど、なんか怪しい、危なそう、難しそう、といったところでしょうか。
しかし、実際に不動産投資をやってみての感想は以下の通りです。
「不動産投資はたしかにリスクはあるが、リターンもあり、やめとくべきかどうかは人による」
不動産投資は、知ってる人が少ないので、過剰に変なイメージを持たれる事が多い印象です。
しかし実際には、他の投資と同様、そこにはリスクとリターンがあるだけで、多くの点が勘違いされています。
そこでこの記事では、以下の3点を解説します。
この記事を読むと、勘違いされがちな不動産投資の実情と、それを踏まえた成功のポイントを知る事ができます。
不動産投資をやるか迷っている方も、そうでない方も、ぜひ参考にしてください!
【不動産投資】よく勘違いされているポイント
不動産投資は、以下のような点でよく勘違いされています。
①:不動産投資で失敗する人が多い
不動産投資は失敗した事例が注目されやすいので、「リスクが高く失敗しやすい」という印象を持たれがちです。
しかし、このような失敗例は、計画性の欠如が原因のケースがほとんどです。
以下のように物件選びや市場分析を慎重に行い、適切にリスク管理をしている投資家は問題なく運営できています。
- 需要が高いエリアに物件を購入。
- 適切な収益計算を基に投資判断を下す。
- 管理や修繕を計画的に実施する。
- 節税効果を活用して手元資金を効率化。
不動産投資の成功には知識と準備が必要ですが、正しく実践すれば十分利益を得られるのが事実です。
②:借金が大きいから危ない
日本では借金に対してネガティブなイメージが強く、「ローン=危険」と捉えられることが多いです。
このため、不動産投資におけるローン活用も「多額の借金を抱えるリスクが高い」と敬遠されがちです。
しかし、不動産投資におけるローンは、他人資本を活用する手段です。
- 家賃収入をローン返済に充てることで、自己資金を抑えて資産形成できます。
- インフレが進めば、ローンの実質的負担が軽減され得ます。
- 節税効果も期待できます(利子は経費として計上可能)。
借金自体は1つのリスクですが、適切に管理すれば、むしろ資産形成を加速させる手段となります。
(ただし、前提として返済計画が無理のないものであることは重要です。)
③:空室リスクが高いから危ない
「不動産投資は空室になれば収入が途絶える」というリスクがよく知られています。
そのため、不動産投資=不安定というイメージを持たれることがあります。
たしかに空室リスクは完全に避けることはできませんが、以下の対策で軽減することが可能です。
- 需要が高いエリアに投資:都市部や駅近物件など、需要が安定しているエリアを選ぶ。
- 適切な賃料設定:市場価格に合った賃料設定で入居者の募集を迅速に行う。
- 物件の魅力向上:リフォームや設備改善により競争力を高める。
- 管理会社を活用:入居者募集をプロに任せることで空室期間を短縮。
空室リスクは不可避なリスクの1つですが、管理方法次第で十分にコントロール可能です。
④:不動産業者は悪質な業者ばかり
不動産投資の失敗例には、悪質な業者や詐欺が絡んでいる場合があります。
このため、「不動産業者=信用できない」という先入観を持たれることがあります。
しかし当然、信頼できる不動産業者や管理会社も数多く存在します。以下の点に注意すれば、リスクを軽減可能です。
- 業者選び:過去の実績や口コミ、第三者機関の評価を確認。
- 契約内容の確認:細部まで目を通し、不明点があれば専門家に相談。
- 過剰な勧誘を避ける:強引に契約を進めようとする業者は避ける。
- 第三者の意見を取り入れる:不動産投資専門のコンサルタントや税理士の助言を活用。
最低限の知識は持った上で、不動産業者に慎重に向き合えば、悪質なケースは回避できると考えます。
⑤:素人にはハードルが高すぎる
不動産投資は専門的な知識が必要で「素人には難しい」というイメージがあります。
このため、最初から諦めてしまう人も多いです。
しかし、不動産投資に必要な知識は勉強すれば誰でも習得可能です。特に以下の点を押さえましょう。
- 物件選び:需要と供給、利回り、立地条件などの基本。
- 収支計算:ローン返済、税金、諸経費などを織り込んだキャッシュフロー管理。
- 市場の理解:地域ごとの不動産需要や経済動向の把握。
- 法的知識:賃貸契約や税金に関する基本ルール。
知識面の不足は、勉強や専門家の活用を通じて十分に克服可能です。
「難しそう」だけで諦めると、チャンスを逃す結果になりかねないので注意です。
なぜ不動産投資は勘違いされるのか?
なぜ不動産投資は上記のような勘違いが多いのでしょうか?
背景として以下の理由が考えられます。
理由①:不動産投資の実態が見えづらい
不動産投資は、その実態が初心者には分かりづらいことが不安を招きます。
また、不動産管理や市場動向の理解が不足していると、「自分には扱えない」と感じやすいです。
特に、収益構造、リスクの種類、投資の具体的な流れ等は実態がつかみづらいです。
こうした要素に対する知識不足が、不動産投資に対する漠然とした不安を助長しています。
理由②:投資額の大きさへの不安
不動産投資は、数百万円から数千万円といった大きな金額を必要とします。
特に初めての投資では、この金額が心理的なハードルとなります。
投資額が大きいと、返済負担、失敗時の影響への恐怖を抱きやすくなります。
理由③:成功例と失敗例の極端さ
成功例はインフルエンサーや広告で美化され、実態以上に誇張して伝わりやすいです。
一方、失敗例は「自己破産」や「巨額損失」といった悲惨なストーリーが伝えられ、ニュースや口コミで感情的に広まりやすいです。
このため、不動産投資は実際よりもリスクが極端に捉えられやすい特徴があります。
実際は中間的な安定した収益事例が多いですが、これらは注目されにくいのが実情です。
理由④:悪質な業者や詐欺の存在
一部の悪質な不動産業者や詐欺の事例が「不動産投資=危険」という印象を広めています。
悪質な業者は、過剰な勧誘、虚偽の説明、不適切な契約といった手口を使います。
特に初心者は専門的な知識が不足しているため、狙われやすいと感じることが多いです。
悪徳な業者は全体の一部に過ぎませんが、これらのせいで不動産投資全体の信頼が損なわれているのが現状です。
理由⑤:文化的要因
日本では、投資や借金に対する文化的な抵抗感が強く、「お金はコツコツ貯めるもの」という価値観が根強いです。
このため、不動産投資は危険でギャンブル性が高いという誤解が生じます。
日本では、いまだ安定志向、投資全般への警戒感、借金への嫌悪感が根強いのが現状です。
不動産投資を成功させるためのポイント
不動産投資は危険だと勘違いされやすい現状ですが、例えば、以下のポイントを押さえれば成功に近づくことも可能です。
ポイント①:市場リサーチを徹底する
賃貸需要が高いエリアや収益性の高い物件を選ぶため、市場動向を正確に理解することが重要です。
- 地域の選定
人口増加エリア、駅近、大学や商業施設の近隣など、需要が安定している地域を選ぶ。 - 経済動向の把握
金利動向や経済成長率、地域開発計画などを調査。 - 競合分析
周辺物件の家賃相場、空室率、管理状況を確認。競争が激しいエリアでは差別化が必要。 - データ活用
不動産ポータルサイトや公的統計データを使い、根拠ある判断を行う。
ポイント②:キャッシュフローを管理する
安定的に収益を上げるには、収入と支出のバランスを正確に把握し、適切にコントロールする必要があります。
- 収入の計算
家賃収入を現実的に設定し、期待利回りをもとに計画を立てる。 - 支出の把握
ローン返済、税金、修繕費、管理費などを正確に見積もる。 - シミュレーション
キャッシュフロー計算シートを作成し、月次・年間ベースで予測。将来的な支出も考慮。 - 予備資金の確保
突発的な支出に備え、数ヶ月分の家賃収入に相当する資金を確保。
ポイント③:信頼できる業者や専門家を選ぶ
初心者でも安心して投資を進めるためには、信頼できるパートナーが必要です。
- 不動産業者の選定
業者の実績や口コミなどを調査し、誠実な対応をしてくれる会社を選ぶ。 - 専門家の活用
仲介業者、管理会社、税理士など、各分野の専門家と連携。 - 契約内容の確認
不明点やリスクについて丁寧に説明する業者を選び、不利な契約を避ける。 - 信頼構築
定期的なコミュニケーションを通じて、長期的な信頼関係を築く。
ポイント④:適切なリスク管理を行う
空室、金利変動、災害など、不動産投資に伴うリスクをコントロールすることが重要です。
- 空室リスクの軽減
賃貸需要が高いエリアで物件を購入し、入居者募集を積極的に行う。 - 保険の加入
火災保険や地震保険に適切に加入し、万が一の事態に備える。 - 金利リスクの管理
変動金利の上昇に備えた資金計画を用意。 - リスク分散
異なる地域や種類の物件に投資し、特定のリスクに依存しない。
ポイント⑤:実務スキルを習得する
専門家と連携しつつも、自身も賃貸運営や管理に関する知識を持つことで、より効率的な運用ができます。
- 管理業務の理解
入居者募集、家賃回収、契約更新、退去時の対応方法を学ぶ。 - 物件の維持管理
定期点検や修繕計画を立て、物件価値を維持。 - 税務処理の基礎
確定申告や経費計上の方法を理解し、節税効果を最大化。 - トラブル対応スキル
入居者とのトラブルやクレーム対応の基本を身につける。
ポイント⑥:冷静な判断を心掛ける
感情的な決断を避け、データと根拠に基づいた行動を取ることも重要です。
- 物件選びの基準
利回りや立地条件など、具体的な基準を設定し、それに従う。 - 情報の取捨選択
広告や成功談だけで判断せず、信頼できる客観的な情報源を重視。 - 感情のコントロール
短期的な損益に惑わされず、長期的な視点で判断。 - 慎重な行動
リスクを十分に理解した上で行動を決定する。
ポイント⑦:継続的に学び続ける
不動産市場や法改正、税制の変化に対応するため、最新の知識を常にアップデートすることが求められます。
- 情報収集
専門書籍、不動産関連のニュースやウェブサイトを活用。 - セミナー参加
最新の投資戦略や成功事例を学ぶ。 - コミュニティ参加
投資家コミュニティに参加し、実践的な情報を交換する。 - 成功事例の分析
他の投資家の成功・失敗例を学び、自分の戦略に反映する。
まとめ
以上、勘違いされがちな不動産投資の実情と、それを踏まえた成功のポイントでした。
結局、不動産投資への誤解の多くは、よく分からないモノに対する恐怖や不安に起因すると考えます。
そのため、不動産投資への理解が進めば、「そんなもんか」と感じる事は多いです。
なので、不動産投資に興味がある方は、恐怖や不安ではなく、リスクを正しく把握した上で判断いただければ幸いです。
そのためには、まずは不動産投資についての学びを深める事が重要ですね。
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