日本だと、一般的に「借金=悪」のイメージがあります。
しかし実際のところ、借金が良いも悪いも使い方次第と考えます。
というのも、算数で例えるなら、借金自体には「×」の効果しかなく、「+」や「-」の効果は無いからです。
筆者は、悪い不動産取引なら1円も借金したくないですが、良い取引ならいくらでも借金したいとすら思います。
今回はそんな借金について、実例も交え説明します。
資産を壊す悪い借金
本記事では、資産形成の面から、良い借金・悪い借金と定義します。
まず、悪い借金の例として、以下が挙げられます。
・クレジットカードローン
・消費者金融
・自動車ローン
上記を挙げた理由は、支払った金利や元本以上の資産を得られないからです。
クレジットカードローンや消費者金融を利用する理由としては、生活費の補填、娯楽目的が考えられます。
しかし、生活費や娯楽に使っては、借りた分は消えて無くなります。
自動車も、高級車でもない限り減価が激しいので、限りなく上記のような消費に近いです。
すると、資産形成の観点からは、金利負担が増えただけで資産は特に増えないので、悪い借金となります。
しかも、金利負担は時間が経つごとに強まり、マイナスの複利効果を発動します。
これが、多くの方がイメージする借金地獄の姿に近いと思います。
※複利効果については、下記の記事で触れています。
資産を作る良い借金
対して、良い借金の例として、以下が挙げられます。
・教育ローン
・ビジネスローン
・不動産投資ローン
上記を挙げた理由は、支払った金利や元本以上の資産・収入を得られるからです。
教育ローンでは、教育を受けてその後の収入がアップすれば、金利・借入額を回収できます。
ビジネスローンでは、事業拡大で利益がアップすれば、金利・借入額を回収できます。
不動産投資ローンでは、家賃収入・売却益で金利・借入額を回収できます。
いずれも、金利・借入額以上の資産(人的資本・事業資本・固定資本)が得られるので、良い借金となります。
そして、上記の例での、教育の機会、事業拡大、家賃収入・売却益は、借金しなければ手に入らなかったものです。
このように、借金が資産形成に寄与するケースもあります。
さらに良い借金とは?
良い借金の中でも、資産形成の面で「さらに良い借金」があると考えます。
例えば、以下の通り。
・自動化されたビジネスの、ビジネスローン
・不動産投資ローン
共通するのは、返済するのが自分ではなく、自分以外の人・事業等であること。
例えば、教育ローンは、将来の自分が働いて借金を返済するので、借入額が大きくなるほど自分が大変です。
一方、自動化されたビジネスでは、自分が何もしなくても従業員・設備等が稼ぎ、返済してくれます。
同様に、不動産投資では、入居者が家賃を払い、返済してくれます。
つまり、理論上、借入額を増やしても自分の負担は増えず、一方で資産は増加します。
これが、冒頭で「良い取引ならいくらでも借金したい」と述べた理由です。
もちろん、上記はあくまで理論上の話。ビジネス・投資が上手く回らなければ自分に返済義務がきます。
そのため、良い借金を活用するには、①そもそも勝てる取引をすること、②返済余力を残しておくリスク管理、が重要です。
まとめ
以上、良い借金、悪い借金について説明しました。
とりあえず、借金を活用して資産を増やす方法もあるんだ、という事だけ理解いただければ大丈夫です。
このような良い借金による効果をレバレッジ効果といいます。
レバレッジ効果を有効活用すれば、少ない元手で資産を増やす事も可能です。
例としては、株式の信用取引、ローンを活用した不動産投資など。
ある程度投資の基本を習得したら、少し勉強しても良いかもしれません。
知るだけならノーリスクなので。
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良い借金の活用には不動産投資が近道。
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