また一人、友人が休職との話を聞きました。
筆者の友人知人、自分も含めですが、あまりに休職(メンタルの関係で)経験率が高すぎます。
はっきり言って同年代(アラサー)の体感7割以上は休職経験あり。
異常事態です。我々世代がおかしいのでしょうか?
いえ、これは日本企業の構造的問題に違いありません。
今回はそんな、伝統的日本企業への怒りを少し含んだお話。
若手中堅の休職が多すぎる理由
筆者自身の経験、そして周囲の話を踏まえると、休職が多発する理由として以下が見えてきます。
理由①:若手中堅の役割が多すぎる
現在の日本企業は、若手ほど少なく、ベテランほど多い、逆ピラミッド型の年齢構成をしています。
しかし、社内の制度はいまだ以前のピラミッド型の年齢構成を前提としたもの。
つまり、以前は多くの若手が手足として動き、少数のベテランが指揮すればよかった。
今は手足が少なく若手に負担が集中する形。そのわりに給料は安いまま。
理由②:若手中堅が抜けて状況悪化
末期症状の会社、職場では、若手中堅が呆れて出て行ってしまうケースが多いです。
こうなると完全に負のスパイラルに突入します。
若手中堅退職→若手中堅に負担集中→若手中堅の不満増→若手中堅の退職…(以下略)
もはや何人新入社員を入れても無意味です。
このスパイラルの中、残った若手中堅も疲弊して休職してしまいます。
理由③:ベテラン世代の理解のなさ
こんな悲惨な状況でも、信じ難いことに、ベテラン世代は何が原因か理解していないことが多々あります。
自分たちは若い頃もっと頑張った。お前らは頑張りが足りない、と。
???。年齢構成という前提条件が違うのですが。
昔とは比にならないほど限られた人員で多くのタスクをこなしています。これ以上何をせよと?
ご自身の記憶も美化し過ぎではないですか?頑張るとは、遅くまで会社にいる事ではないですよ?
おっと、つい前職への想いがあふれました。言葉を慎みます。
会社は何もしれくれない
こんな壊滅的な状況でも、会社は何もしてくれません。
経営層
こうなった責任の多くは経営層にあると思いますが、日本のサラリーマン経営者は何もしません。
そりゃそうです。彼らは何もせず現状維持すれば、多額の退職金諸々を手にするのですから。
何か変えるのは彼らにはリスクでしかありません。経営者としてはアウトだと思いますが…。
管理職
上がそんな状況では、管理職層にできることはありません。
会社に飼い慣らされ、外の会社も知らず、無自覚に考えが古くなってしまった状況を多く見受けました。
板挟みなのが少し可哀想ではありますが、何かを変えてくれるという期待感は持てません。
労働組合
職場の労働環境が壊滅していれば、本来働くべきは労働組合です。
しかし日本の労働組合、完全にキバを抜かれております。
労使協調の名のもとに経営層にすり寄り、労働組合なのに労働者の方を向いていません。
そのくせ組合費はしっかり徴収。月4000円、返してください。
無理せず休もう
こんな体たらくの日本企業です。
しんどくて、どうしようもないと思ったら、気にせず休みましょう。
体調に影響するほどの状況なら、精神科に行って診断書をもらいましょう。休職です。
会社に申し訳ない?
社員をそんな状況に追い込む経営者こそ謝るべきです。
出世にひびく?
出世を目指すのは個人の自由ですが、お金を稼ぐだけなら他にいくらでも方法があります(筆者は転職で給与が増えました)。
結論、休んで問題ありません。
辛かったら休みましょう。
休んで、元気になったら、転職なりFIREなり今後の身の振り方をゆっくり考えましょう。
当ブログも、少なくともFIREに関しては一助になれると思っています。
まとめ
以上、とりとめもなく書いてしまいました。
休職者が多いのは、間違いなく本人のせいではなく、会社の責任が大きいと思います。
それは、こいつは真面目だと分かっている友人が休職に追い込まれていることから感じます。
いや、真面目であるほど追い込まれてしまうのかもしれません。
機能不全気味の日本企業は多いと実感します。
ちょっとおかしいと感じたら、抜け出すための計画を立て始めた方がいいかもしれませんね。
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