人にとって最大の資産は何でしょう?株?不動産?現金?
筆者は、人間の最大の資産は知性だと考えます。
知性が無ければ急に数億円手に入れてもお金を溶かしてしまうからです。
逆に知性があれば、無からでもお金を稼ぎ、資産を増やすことができます。
その意味で、日本は深刻な格差拡大局面かもしれません。
先日のクローズアップ現代『大学も学生も限界!?授業料値上げの先にあるものは…?』を視聴しました。
そこで感じた件です。
日本の大学の現状

番組によると、日本の大学の現状は以下の通りです。
- 平均学費:国立54万円/年、私立96万円/年
- 国立大も20年ぶりに値上げ開始
- 値上げした国立大は首都圏に集中
ここにもインフレの波が押し寄せている印象。
ちなみに、地方の国立大は値上げが必要だけど、できない状況とのこと(学生確保のため)。
ここから見えてくる未来は、以下の通りです。
- 今後も、学生の学費・生活費は上がり続ける
- 地方を中心に大学の統廃合が進む
- 教育でも、東京一極集中が進む
残念ながら、東京はもはや国際都市であり、日本人の懐事情と無関係に物価が上がる傾向です。
そのため、東京の大学に行きたくても行けないケースが今後益々増えると考えます。
つまり、都市と地方、貧富の差で教育格差が広がっています。
教育格差は、世代をまたいで貧富の差が固定化されやすい状況を生み得ると思います。
どうすべきか?

このような状況ですが、自分が地方の裕福ではない家庭に転生したらどうするか?をちょっと考えました。
- 親の財政的に可能なら:地方都市の国立大を狙う
- そうでなければ:オンライン大学等の選択肢を検討
- 奨学金を使う
東京で1人暮らしは厳しい場合、地方都市の国立大が選択肢になり得ます。
少なくとも家賃は、首都圏以外ならだいぶ下がりますから。
一方で、旧帝大を中心に、地方の国立大は就活でも十分優位に戦えます(特に理系)。
筆者の何年か前の就活の記憶では、少なくとも東北大・九大等の方々は続々大手に内定していた印象です。
なので、就職のための大学と考えた場合、就活コスパの観点で地方都市の国立大は良いと思います。
次に、そもそも1人暮らしが厳しい場合ですが、オンライン大学等の選択肢も検討し得ると思います。
番組では、一例としてZEN大学が紹介されてました。このような例は今後広まる可能性もあります。
実体験として、大学の講義自体は対面の必要が無かったように感じるので、オンラインでも講義は問題ないはず。
実際のところオンライン大学の分野はIT系に限定される気はしますが、卒業後お金を稼ぐという目的ならIT系で十分と感じます。
筆者の周囲の話のみではありますが、20代で年収1000万いく人はだいたいIT系です。
IT系は終身雇用じゃないから…といっても、さっさと稼いでFIREしちゃえば良い話ですから。
最後に奨学金ですが、上記の選択肢をした上で足りなければ利用すればいいと思います。
首都圏の私大等にこだわって多額の奨学金を背負うより、地方の国立等での奨学金の方が安く済むでしょう。
投資に複利効果があるように、奨学金にも逆に複利がかかってきます。
資産形成の観点では、可能なら多額の奨学金返済を背負う選択は避けた方が無難です。
まとめ
長文駄文失礼しました。まとめます。
- 都市と地方、貧富の差で教育格差が広がっている
- 金銭的な観点でいえば、東京の大学にこだわる必要は無い
オンラインで何でも学べる時代なので、そもそも大学行かなくて良いという視点もあるかもしれませんね。
ただそれは自力で学べる人限定なので、やはり全体的に見て教育格差の影響は出てくるでしょう。
お金が無くても学べるツールはあるので、やる人・やらない人の差が生まれやすい時代とも言えそうです。
それは学生の話に限りません。格差に飲まれないには、主体的に学ぶことが重要ですね。
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FIREも資産よりスキルが大事…かも。
基本的に、奨学金は良い借金。
お医者さん最強説。
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