日本株の株価下落が進んでいます。
東証株価指数TOPIXは7/12に最高値2894.56をつけた後、8/2に2537.60まで下げています。
ここまでで、-12.3%の下げ幅です。
(出所:みんかぶ)
原因としては、急激な円高が考えられます。
直近で、1ドル146円台まで突入してきました。
(出所:みんかぶ)
急激な円高は、海外事業を営む日本企業の業績不振につながりますし、
海外投資家にとっては日本株の割高感をもたらし、海外投資家の資金引き上げを誘発します。
現在、少なくとも日本株の調整局面であることは間違いないですし、更なる暴落を引き起こす懸念もあります。
しかし、資産形成中の人にとっては、むしろ歓迎すべき状況かもしれません。
そもそもの投資の目的は?
そもそも、投資をする目的って何でしょう?
老後資金のためかもしれませんし、数年後に必要な資金のためしれません。
あるいは、FIRE・セミリタイアのためかもしれません。
いずれにせよ、現在使えるお金を増やすというより、将来の資産の最大化を目指しているはずです。
もちろん、「将来」というのは人によってスパンが異なると思いますが。
そして、この目的を軸にして考えたとき、「現時点での株価の暴落」は、果たして悪いことなのでしょうか?
「現時点での株価の暴落」の意味
現時点の株価が下がることは、何を意味するのでしょう?
株式投資の収益のうち、キャピタルゲイン(売却益)は、以下で求まります。
売却益=売値-買値
現時点の株価が下がると、買値が下がるので、将来のキャピタルゲイン(売却益)が増加します。
次に、株式投資の収益のうち、インカムゲイン(配当利回り)は、以下で求まります。
配当利回り=配当金/買値
現時点の株価が下がると、買値が下がるので、インカムゲイン(配当利回り)が増加します。
つまり、株価が暴落することは、資産形成期の人にとってメリットが大きいです。
まあ上記は、冷静に考えれば当たり前のことです。
しかし、いざ手持ちの資産が目減りすると、上記の事を完全に忘れてしまう場合が多いのも事実です。
目的に立ち返ろう
暴落に直面すると、なかなか平常心ではいられません。
筆者も、コロナショックのとき、毎日毎日株価が気になって仕事が手につかなかったのを覚えています。
そういうときこそ、自戒も込めてですが、基本に、目的に立ち返りましょう。
将来の資産を増やすという目的なら、資産形成期の人にとって、暴落はメリットです。
資産形成期であれば、多くの場合、本業の給与収入があるはずです。
暴落局面こそ、給与収入が輝く数少ない瞬間です。これを活かしましょう。
どれだけ株価が下がっても、尽きることのない給与収入で食い下がれます。
もちろん、底がどこかは誰にも分からないので、リスク管理はしながら食い下がる点に注意です。
少なくとも、長期投資で資産形成を目指す人にとって、暴落局面でやるべきことは、損切りして投資を放棄することではないはずです。
目的に立ち返り、千載一遇のチャンスを逃さないようにしたいですね。
まとめ
以上、資産形成中の人にとって、暴落はむしろメリットである点を説明しました。
上記は平時には当たり前のことですが、いざ暴落が起こると忘れがちなので注意です。
また、株価が下がると、あのとき売っておけばよかったと思うことって多々ありますよね。
でも大抵、長期で見れば、どっちにしろ十分安い水準で買えてたというオチになります。
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